2019.11.08
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「タケキャブ」の副作用に「汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少」を追加

メディカルサポネット 編集部からのコメント

国内症例の集積を受けて、酸分泌抑制薬のタケキャブ、ボノサップ、ボノピオン(一般名:ボノプラザンフマル酸塩含有製剤)の重大な副作用の項に「汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少」が追記されました。その他、10月29日付で改訂となった医薬品は以下の通りです。

  

厚生労働省は10月29日付で、日本製薬団体連合会に対し、酸分泌抑制薬のタケキャブ、ボノサップ、ボノピオン(一般名:ボノプラザンフマル酸塩含有製剤)などの添付文書改訂を指示する通知を発出した(下掲)。

 

ボノプラザンフマル酸塩含有製剤では、「重大な副作用」の項に「汎血球減少、無顆粒球症、白血球減少、血小板減少」を追記する。改訂は、国内症例の集積を受けたもの。タケキャブの直近3年度の国内副作用症例の集積状況は、「血小板減少関連症例」が19例(うち医薬品との因果関係が否定できない症例2例)、「無顆粒球症、白血球減少関連症例」が15例(うち医薬品との因果関係が否定できない症例4例)、「汎血球減少」が17例(うち医薬品との因果関係が否定できない症例2例)。

 

泌尿器科用灌流液の「D-ソルビトール」(ウロマチックS泌尿器科用灌流液3%)では、「禁忌」の項に「遺伝性果糖不耐症の患者」を追記する。

 

「使用上の注意」の改定(2019年10月29日指示分)医薬品医療機器総合機構資料を基に作成

 

 

 

 出典:Web医事新報

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