2019.10.02
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薬物性肝障害など11疾患で「重篤副作用疾患別対応マニュアル」を改定

メディカルサポネット 編集部からのコメント

医師、薬剤師等の医療関係者による副作用の早期発見・早期対応に資するため、ポイントになる初期症状や好発時期、医療関係者の対応等について記載された重篤副作用疾患別対応マニュアルの改定版が公表されました。重篤度等から判断して必要性の高いと考えられる副作用について、患者の方や臨床現場の医師、薬剤師等が活用する治療法、判別法等が包括的にまとめられています。薬物性肝障害や間質性肺炎など11疾患が新しくなりました。最新情報をご確認ください。

  

医薬品医療機器総合機構(PMDA)は9月30日、重篤副作用疾患別対応マニュアル(医療従事者向け)のうち、薬物性肝障害や間質性肺炎など11疾患の改定版を公表した。

  

改定されたのは、▶薬物性肝障害(肝細胞障害型薬物性肝障害、胆汁うっ滞型薬物性肝障害、混合型薬物性肝障害、急性肝不全、薬物起因の他の肝疾患)、▶間質性肺炎(肺臓炎、胞隔炎、肺線維症)、▶うっ血性心不全、▶小児の急性脳症、▶アナフィラキシー、▶血管性浮腫(非ステロイド性抗炎症薬によらないもの)、▶非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs、解熱鎮痛薬)によるじんま疹/血管性浮腫、▶網膜・視路障害、▶緑内障、▶角膜混濁、▶手足症候群―。マニュアルの詳細は、PMDAのホームページ(https://www.pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/adr-info/manuals-for-hc-pro/0001.html)より確認が可 能。

 

マニュアルは、重篤度等から判断して必要性が高いと考えられる副作用について、臨床現場の医師、薬剤師等が活用する治療法、判別法等を包括的にまとめたもの。厚生労働省の委託により、関係学会において作成されたマニュアル案を厚生労働省の重篤副作用総合対策検討会が取りまとめた。

 出典:Web医事新報

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