2019.07.24
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熱中症救急搬送者数、前週比2.4倍の1948人
総務省消防庁が速報値公表、大阪が最多

メディカルサポネット 編集部からのコメント

総務省消防庁が熱中症による救急搬送人員(7月15日~7月21日速報値)を発表しました。熱中症の救急搬送が急増しています。発生場所は室内が最多でした。東京都消防庁のデータによると、80代、70代の搬送が多い傾向です。高齢者は温度感受性の鈍化、熱放散能力の低下、体液量の低下などが見られます。全国的に梅雨明けが例年より遅れていますが、温度が高い日だけでなく、湿度が高い日も注意が必要です。

   

 総務省消防庁は23日、熱中症の救急搬送状況(15-21 日)の速報値を公表した。救急搬送者数は前週比約2.4倍の1948人だった。初診時の傷病程度別では、重症が46人いたが、死者はいなかった。【新井哉】

 

 

 都道府県別の搬送者数は、大阪が149人で最も多く、以下は、埼玉(113人)、愛知(105人)、兵庫(99人)、東京(92人)、神奈川(86人)、新潟(78人)、京都(73人)、千葉と福岡(共に70人)、沖縄(66人)、鹿児島(54人)、岡山と広島(共に49人)などの順だった。

 

 年齢別では、65歳以上の高齢者(994人)が全体の半数超を占めた。熱中症の発生場所に関しては、住居(667人)や道路(311人)などが目立っている。

 

出典:医療介護CBニュース

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