2018.04.30
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Vol.01-1 セラピストの登録状況を徹底解説!

転職者レポート【セラピスト/マイナビコメディカルの登録状況】

【マイナビコメディカルの登録状況(全国版)】
「マイナビコメディカル」に登録されているセラピスト(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)たちのお住まいの地域、性別、お持ちの資格、年代、勤務希望形態、経験業態、希望の業態、転職理由、入職決定先など、全国の登録状況を確認、厚生労働省による全国データと比較します。

マイナビコメディカルの登録状況

マイナビは、2017年9月28日に医療・介護の専門職を対象とする人材紹介サービスブランド「マイナビ医療介護のお仕事」のウェブサイトをリニューアルし、「マイナビコメディカル」として新たにオープンいたしました。

今回は、マイナビコメディカルに登録されているセラピスト(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)の方のデータを元に分析しました。

地域別


マイナビコメディカルは、北海道から沖縄まで全国で展開しています。
医療介護に従事する方一人ひとりの仕事観やライフスタイルにベストマッチした職場をご紹介するために努力し続け、
日本中の医療介護に従事する方々から心から信頼される転職・就職支援サイトになることを目指しています。
地域別の登録状況は、関東・関西・東海など、都心部の転職希望者の比率が多い傾向があります。

性別



総務省統計局の「労働力調査」(平成23年)では、
雇用者総数に占める女性の割合がもっとも高い職場が「医療、福祉」でした。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士はその中でも男性の就業者の割合が高い職種です。
理学療法士は男性が約6割と多いものの、作業療法士は女性が約6割と逆転します。
また、言語聴覚士においては女性が約8割と多数を占めます。
【参照】総務省統計局「労働力調査」(平成23年)

資格 



資格取得者数は、【理学療法士>作業療法士>言語聴覚士】の順です。
有資格者数が最も多い理学療法士の登録が最も多く、昨今では作業療法士や言語聴覚士の登録も急増しています。 

年代 



高齢化社会に向け、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の資格取得のための学校が増え、
若手の資格取得者が急増しています。

若手が多い業界で、「マイナビコメディカル」に登録された転職希望者の多くも20代~30代です。

年齢別/勤務希望



若手の多くは正社員を希望されていますが、30代以降は非常勤希望の方が増えます。
女性が多い職場ということもあり、結婚や出産といった、
女性ならではのライフイベントを経て、働き方を変える方が多いようです。
30~59歳にかけて、勤務希望業態の割合はほぼ安定している一方、60歳を境に、
正社員希望が約3割、非常勤希望が約6割と逆転現象が起きています。定年を迎えることが影響していると思われます。

経験業態



病院やクリニックなど、医療現場で働く方が約7割です。
その他、施設や訪問リハビリ、また、企業の勤務経験者もいらっしゃいます。

直近の業態(横)×希望の業態(縦)



医療機関経験者(病院・クリニック)は医療機関を、
施設や訪問リハビリテーションを経験されている方は、介護系(施設・訪問リハビリテーション)を希望されるなど、
転職にあたって【希望される業態=経験業態】の方が多数を占めています。
専門性を深めていきたい人が多いことが伺えます。
その一方、企業勤務経験者からは、同業態にこだわらず、医療や介護現場への転職を希望される方も多いのが特徴的です。

転職理由 



登録者の「転職理由」を分類すると、『給与・待遇』が最も多い結果となりました。
次いで、『労働時間・休暇』『家庭の事情』などが続きます。
求人数が多い都心部では希望がかないやすいため、
今よりも”給与・待遇の良い職場”“残業時間が少ない職場” “お休みが取得しやすい職場”に転職する方が多くみられます。

年代別転職理由

             年代別転職理由

 

1

2

3

20

給与・待遇

スキルアップ

雇用形態・働き方

30

給与・待遇

家庭の事情

人間関係

40

給与・待遇

労働時間・休暇

家庭の事情

雇用形態・働き方

50代以上

家庭の事情

社風・方針

その他


年代別に転職理由の上位3つを挙げたところ、1位は20代~40代で『給与・待遇』、50代以上で『家庭の事情』でした。
特徴的な傾向は、30代以上から『家庭の事情』が理由で転職する方が増えているのは、
女性も多く活躍されているため、30代がターニングポイントとなっていることが一つの要因であると考えられます。

理学療法士の転職理由



「給与・待遇」における理由が最も割合が多い
登録者の「転職理由」を分類すると、『給与・待遇』が最も多く、
次いで、『労働時間・休暇』『家庭の事情』などが続きます。

理学療法士は男性比率が高く、キャリアアップを目指している方や、求人数が多い都心部では希望がかないやすいため、
今よりも”給与・待遇の良い職場”“残業時間が少ない職場” “お休みが取得しやすい職場”に転職する方が多数です。

作業療法士の転職理由



「労働時間・休暇」における理由が最も割合が多い
登録者の「転職理由」を分類してみると、『労働時間・休暇』が最も多くなりました。
次いで、『給与・待遇』『雇用形態・働き方』などが続きます。
理学療法士が『給与・待遇』を重視される方が多い一方、
作業療法士は『労働時間・休暇』といった労働環境を理由に転職される方が多い傾向がありました。
女性も多く活躍されているため、新しい職場でも、ライフワークバランスを重視される傾向です。

言語聴覚士の転職理由



「労働時間・休暇」「人間関係」「家庭の事情」における理由が最も割合が多い
登録者の「転職理由」を分類すると『労働時間・休暇』が最も多く、
次いで『人間関係』『家庭の事情』などが続きます。
特徴的な傾向は、理学療法士・作業療法士とは異なり、
『人間関係』を理由に転職を考える方の割合が多い結果がでました。
また、『社風・方針』が共感できる職場に転職を希望する方も多くいらっしゃいます。

入職決定先



病院やクリニックなど医療機関経験者が多い中、
訪問リハビリテーションや施設などに転職される方の割合が多くみられます。

※調査対象:
2016年5月~2017年4月までの期間にマイナビコメディカルの人材紹介サービスを介して転職をされた方の入職決定先

登録・転職先決定時期(2017年4月入職の方を対象)



2017年4月入職の方がいつマイナビに登録されたのか、転職先が決定したのはいつなのかをグラフにしてみました。 
登録に関しては特出した時期はなく、
秋から冬にかけて登録数が増える傾向はあるものの、一年を通じて大きな変動はありません。
急いで転職するのではなく、余裕を持って転職活動の準備をする方や、
「良いところがあれば」とじっくり探されている方が多いことが読み取れます。

一方、転職先決定時期については半年前頃から動きを見せ始め、入職3~4か月前に一度目のピークを迎えます。
その反動か、年明けはいったん落ち着きますが、
入職1か月前に最大のピークとなり、2割を超える方が転職先を決定されています。
時間をかけてじっくる探す方が多い中、短期で動かれる方も多いなど、二極化の傾向があります。

※調査対象:
マイナビコメディカルのお仕事の人材紹介サービスを介して2017年4月に入職した方の登録時期と転職先決定時期

まとめ

セラピスト(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)の方の登録属性や転職理由のデータはいかがだったでしょうか?

今回は、全国版としてデータを集計しましたが、
「転職者レポート Vol.01-2」では、
マイナビコメディカルの転職希望者は、どのような情報を求めているのか?について、
「転職者レポート Vol.01-3」では、
関東圏、東海圏、関西圏の地域ごとの転職希望者の現状と希望業態について徹底解説しています。
職種ごとの登録属性や転職理由を把握しながら、採用活動にぜひお役立てください。

※調査対象:2017年2月~2017年7月までの期間における、マイナビコメディカルの登録後アンケートの回答結果

転職者レポート Vol.01-1【セラピスト/マイナビコメディカルの登録状況】 

転職者レポート Vol.01-2【セラピスト/マイナビコメディカルの登録状況】

転職者レポート Vol.01-3【セラピスト/マイナビコメディカルの登録状況】
 

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メディカルサポネット編集部

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