メディカルサポネット 編集部からのコメント老健の経営者らで組織する全国老人保健施設協会が、介護保険の新たなデータベース「LIFE」について、会員からの相談や不具合の報告が相次いでいると明らかにしました。専用ページにログインできない、手順通りに画面が遷移しないなどの連絡が多く、全老健は厚労省へ、全てのLIFE関連加算のデータ送信に猶予期間を設けるよう申し入れています。 |
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老健の経営者らで組織する全国老人保健施設協会が、今年度から本格的に稼働する介護保険の新たなデータベース「LIFE」について、会員からの相談や不具合の報告が相次いでいると明らかにした。【Joint編集部】
既に厚生労働省へ、全てのLIFE関連加算のデータ送信に猶予期間を設けるよう申し入れている。15日に分かった。
LIFEの専用ページにログインできない、手順書通りに画面が遷移しない、バックアップファイルの移行がうまくいかない、ヘルプデスクからの回答が来ない − 。そうした連絡が多く寄せられているという。
全老健は、「スムーズなスタートができない状況」「LIFEシステム自体に問題ありと考えられる事案もある」などと指摘。正常稼働の検証が終わるまでの数ヵ月間はデータ送信の猶予期間を、と求めている。
例えば今年度から新設された「科学的介護推進体制加算」など、LIFEへのデータ送信の猶予期間が既に設定されている加算もある。厚労省は先月16日に出した通知などに詳しいルールを記載した。
この猶予期間を適用する場合も、決められた項目の利用者情報の評価・記録が欠かせない。全老健も会員らに対し、「まずは必要な項目の評価・記録を」などと呼びかけている。
出典:JOINT