2018.11.12
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ヒトT細胞白血病ウイルス1型の啓発オリジナルマンガを作成―厚労省

メディカルサポネット 編集部からのコメント

ウィルス性白血病のHTLV-1とはなんなのか? 検査できる場所や感染経路、関連疾患いついてなど、基本的な情報をまとめたオリジナルマンガが厚生労働省のウェブサイトで公開されました。認知拡大や理解促進にご利用ください。

 

 厚生労働省は、「ヒトT細胞白血病ウイルス1型」(HTLV-1)の認知拡大と理解促進を目的に、オリジナルマンガを作成した。9日から厚生労働省ウェブサイトで閲覧できる。 オリジナルマンガと、HTLV-1に関する情報は下記サイトに掲載されている。

 

https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou29/

 

厚労省によると、HTLV-1は、血液中にあるリンパ球に感染するウイルス。感染者は、全国で約82万人と推定されている。HTLV-1に感染しても、ほとんどの人が生涯病気を発症しないため、疾患そのものへの関心が持たれにくいという現状がある。しかし感染者の約5%はHTLV-1関連疾患(リンパ球ががん化する成人T細胞白血病・リンパ腫〔ATL〕や、歩行障害や排尿障害を引き起こすHTLV-1関連脊髄症〔HAM〕)を発症することがある。医療従事者の間でもHTLV-1の認知度は低いため、ATLやHAMの診断が遅れてしまうこともあるという。

 

オリジナルマンガは、母親がATLと診断された30代の姉弟が、HTLV-1の主な感染経路が母子感染と性行為感染であると知り、HTLV-1について関心を持つ内容。

 

 出典:Web医事新報

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