メディカルサポネット 編集部からのコメントUAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)が、訪問介護事業所の管理者と居宅介護支援事業所のケアマネジャーに対して行った調査で、訪問介護の人手不足によりホームヘルパーがいないため適切なケアプランを組めないことがあったと回答したケアマネジャーが68.3%にのぼることが明らかになりました。 |
訪問介護の深刻な人手不足により、本来必要とされるケアプランを組めないケースがあると回答したケアマネジャーが68.3%にのぼることが、UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)の緊急アンケートで明らかになった。【Joint編集部】
高齢者を支えるサービスが十分に提供されず、家族にケアを委ねたり、対応すらできない事例も少なくない。制度の根幹を揺るがしかねない実態に、現場の関係者からは強い懸念の声が上がっている。
ホームヘルパーがいないため、適切なケアプランを組めないことがあった。こう答えたケアマネジャーが約7割に達したという調査結果を、NCCUが24日に公表した。
この調査は、NCCUが今月14日から21日にかけてオンラインで実施したもの。訪問介護や居宅介護支援が対象で、470人のケアマネジャーが回答した。
対応策として多くあげられたのは、「サービスの時間を変更した」「訪問回数を減らした」「曜日をずらした」などの調整だった。
一方で、「家族に介護をしてもらった(41.4%)」「対応ができなかった(19.3%)」「インフォーマルサービスで代替した(18.4%)」といった回答も目立ち、制度の枠組みだけではニーズに応えきれていない実態が浮き彫りになった。
こうした調査結果を受けて、NCCUの染川朗会長は次のように訴えている。
「必要なサービスを受けられない実態がある。制度の根幹を揺るがす事態で、国は危機感を持って解消に取り組むべき。訪問介護の報酬の引き上げや補助金による事業所の支援、そして介護職の処遇改善を一体で早急に進める必要がある」
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出典: JOINT
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