2021.08.17
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業務効率化の推進 ~コストダウンや売上増につながる取組のポイント~

令和の薬局スタンダード ~コンサルティング会社が語る薬局経営~ vol.2

この薬局がすごい!  第15回「地域密着」地域に根ざすコミュニティ薬局の取り組み 株式会社アペックス

 

 

編集部より

持続可能な経営を目指し、真に地域に選ばれる薬局になるために取り組むべきことを、経営コンサルティング会社である株式会社ネグジット総研に解説していただきます。第2回では、「業務効率化」をテーマに、目的を理解し、効率化推進のための具体的な方法を学びます。

 

執筆/山下 善史(株式会社ネグジット総研)

編集/吉井 光洋(メディカルサポネット編集部)

 

第2回は、業務効率化の推進を考えていきます。

機器導入で、業務が効率化したのか? 

業務効率化のために各種機器の導入、各スタッフの役割分担・手順を見直しての調剤スピードの向上(調剤をする時間の短縮)、調剤ミスや処方箋の入力間違いによる手戻り業務を無くす、在庫金額の削減など、各薬局で様々な取り組みを実施されていると思います。しかし、これらの取り組みによって、業務が効率化したことを適切に評価できているでしょうか? 「以前より業務がやりやすくなった」など定性的な結果ではなく定量的なデータでの判断、個別業務ではなく薬局全体での効率化ができているかの判断が必要です。

 

 

業務効率化とは、付加価値を高め生産性を向上させること

業務効率化は、求められた仕事の結果(アウトプット)を出すのに、どれだけ少ないコスト・時間(インプット)で出来たのかを高めていく活動です。(図1)

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