2017.10.03
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Vol.01 看護師はこんな悩みを抱えている

【コラム/ナースぷらす】

メディカルサポネット 編集部からのコメント

新人教育で悩みを抱えている看護師も多くいます。新人といっても新卒入職者や中途入職者とさまざまで、経験・年齢は一人ひとり異なり、新人の性格・志向性に応じた教育が必要不可欠となります。また、職場環境によっては、人手不足や看護師に求められる仕事の幅が広く、指導側にも余裕がないケースもあります。指導している中で、感情のコントロールができず、新人に当たってしまうことも…。新人教育は、指導側の成長の機会でもあり、新人から学ぶこともたくさんあります。新人を早期に即戦力化することで、人手不足の解消や職場環境の改善にもつながります。

 

 

 

 

 

 

新人なりの「理由」を理解する

できるかぎり早く新人に育ってほしいという思いがありつつも、人手不足の状況ですと、焦ってしまうのは無理もありません。

しかし、イライラしたり、キツい口調をこのまま続けても、新人の態度が変わらない場合は、これまでと接し方を変える必要があるかもしれません。

まずは、新人が自分の意にそぐわない行動をとっていた場合、それに至った理由を確認してみましょう。

行動の裏に隠された理由が判明することで、誤解がとける可能性があります。

 

育てられているという自覚を

強制的に指示をしたり、感情のおもむくままに怒ったりすることは簡単にできます。

しかし、「育てていたつもりが、新人に育てられていたのは私だった」という自覚を持つことも大切です。

謙虚な気持ちで接することができれば、さらなる自己成長へとつながります。

また、自分がイライラしてしまう理由を分析したり、「どのように関われば、互いにつらい思いをするのが最小限で済むのか」と考えてみるのも重要。

新人との接し方を省みることで、今後、さまざまな場面で応用がきき、コミュニケーション能力も今よりアップするはず。

また、新人の成長を急ぎ過ぎると、相手のストレスが増大し、逆効果となる場合も。

「新人は3年かけて育てていこう」というくらいのゆとりを持つよう、意識していきましょう。

 

 

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講師プロフィール

坂口 千絵(さかぐち ちえ)
看護師/カウンセラー/ライフコーチ/セミナー講師/WEBライター


看護師歴20年。新人教育のリーダーとして数多くの新人を育てた経験をもとに、カウンセリング、コーチングなど、さまざまな資格を活かして看護師さんの悩みに寄り添い、問題解決へと導く個人セッションを行っている。コーチング、カウンセリングの枠にとらわれない、「相手の思いを否定せず、ひとりでは考えつかない解決方法の提案」がクライアントから好評を博す。
HP:http://infinity-space.jimdo.com/
ブログ:http://ameblo.jp/counselor-chisa/



出典: ナースぷらす+

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