2024.09.04
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国内初、隠れ心房細動のリスクを推定できるAI機能付き12誘導心電計「カーディマックスFCP-9900Aiシステム」が発売へ(フクダ電子)[クローズアップHealth Tech]

メディカルサポネット 編集部からのコメント

国内医療機器メーカー大手のフクダ電子は、2024年10月からAI解析機能付の12誘導心電計「カーディマックスFCP-9900Aiシステム」を発売開始すると発表しました。従来の心電計では、心房細動(AF)発作時の心電図をリアルタイムで記録できない限り、過去に心房細動を発症した可能性を解析・推定することはできませんでしたが、同システムに搭載されたAIモデルによって過去に遡って推定することが可能になるとのことです。また心電計本体にAIモデルが搭載されているため、心電図の解析処理時間を最小限に抑え(従来の解析処理時間+約2秒)、臨床の場でもストレスなく運用ができるメリットがあります。

  

国内医療機器メーカー大手のフクダ電子は、2024年10月からAI解析機能付の12誘導心電計「カーディマックスFCP-9900Aiシステム」を発売開始すると発表した。

  

同システムは、診断のついていない患者の洞調律心電図から、過去に発作性心房細動(PAF)を発症していた可能性をAIが推定する「隠れ心房細動リスク推定機能」を搭載。同社はこの機能を用いることでホルター心電図検査等の確定診断に繋げAFを早期発見することを目指すとしている。

心電計1台で過去のPAF発症可能性を推定

従来の心電計では、心房細動(AF)発作時の心電図をリアルタイムで記録できない限り、過去に心房細動を発症した可能性を解析・推定することはできなかったが、同システムに搭載されたAIモデルによって過去に遡って推定することが可能になる。

 

同システムの特徴は、従来行われてきた心電図検査の手順を変えることなく、一般的な心電図検査を行うだけでAIによるPAFのリスク推定結果を心電計上に表示、レポートへの記録が可能になっている点。AIモデルを心電計本体に搭載することによって外部のPC等に接続することなく心電計1台でAI解析を完結することができる。また心電計本体にAIモデルが搭載されているため、心電図の解析処理時間を最小限に抑え(従来の解析処理時間+約2秒)、臨床の場でもストレスなく運用ができるメリットがある。

 

12誘導心電計「カーディマックスFCP-9900Aiシステム」

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出典:Web医事新報

  

  

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