メディカルサポネット 編集部からのコメント国立感染症研究所の最新感染症発生動向調査が公表されました。インフルエンザの定点あたり報告数は3週ぶりの減少で、新型コロナウイルスも7週連続の減少。 一方で、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎と手足口病は増加しており、過去5年間の同時期と比較してもかなり多い感染者数となりました。 |
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感染症発生動向調査 2024年第11週(3月11~17日)
◆インフルエンザ
2024年第11週の定点当たり報告数は17.26。
第12週の定点当たり報告数は14.08(患者報告数69,510)となりの3週ぶりの減少。
直近5週間のウイルスの検出状況はB型が196例(86%)、AH3亜型が18件(8%)、AH1pdm09が15件(7%)の順。
◆新型コロナウイルス感染症
2024年第11週の定点当たり報告数は6.15。
第12週の定点当たり報告数は5.21と7週連続の減少。新規感染者数は全国で25,727人。
◆咽頭結膜熱(プール熱)
定点当たり報告数は4.48と3週連続で増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。
都道府県別の上位3位は北海道(10.82)、山形県(9.50)、富山県(8.24)である。
◆A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
定点当たり報告数は4.35と3週連続で増加。過去5年間の同時期と比較してかなり多い。
都道府県別の上位3位は鳥取県(9.95)、山形県(8.71)、富山県(8.10)である。
◆手足口病
定点当たり報告数は0.21と増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。
都道府県別の上位3位は福井県(1.68)、徳島県(0.91)、鹿児島県(0.86)である。
出典:Web医事新報