2018.06.28
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「たばこは薬物」、覚せい剤上回る依存性指摘 日本禁煙学会、ホームページに見解

メディカルサポネット 編集部からのコメント

東京都で受動喫煙防止条例が成立するなど、たばこへの規制が強まっている一方、衆院厚労委員会では喫煙者議員から受動喫煙対策を訴える肺がん患者にヤジが飛ばされるのが現状です。日本禁煙学会は、たばこの依存性について「覚せい剤やアルコールよりも強い依存性をもたらす『薬物』であることが多くの研究で明らかになっている」との見解を示しました。冷静な対応が求められます。

 

日本禁煙学会(作田学理事長)は、「たばこは薬物」との見解をホームページに掲載した。たばこの依存性については「コカイン・ヘロインに次ぎ、アルコール・覚せい剤を上回る」としている。【新井哉】

  

日本禁煙学会がホームページに掲載した「たばこは薬物」との見解

  

見解では、たばこが日本人の健康寿命を縮める最も大きな原因の1つであると指摘。受動喫煙で1年間に死亡する人の数は、交通事故の死者数の3倍以上の1万5000人との推計値を提示し、「たばこによる犠牲者数を抜本的に減らすためには、ニコチン依存症を克服して禁煙を達成することが必要」としている。

 

たばこの依存性についても言及しており、「覚せい剤やアルコールよりも強い依存性をもたらす『薬物』であることが多くの研究で明らかになっている」と説明。また、「喫煙習慣の本質はニコチン依存症」としている厚生労働省の禁煙支援マニュアルも紹介している。

 

  
出典:医療介護CBニュース

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