2018.05.29
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院内感染対策サーベイランス、参加施設を追加募集 厚労省、10月5日まで

メディカルサポネット 編集部からのコメント

厚生労働省が、院内感染対策サーベイランス事業(JANIS)に参加する医療機関を追加で募集しています。医療現場でのさらなる感染対策が期待されます。

 

厚生労働省は、院内感染対策サーベイランス事業(JANIS)に参加する医療機関を追加で募集している。医療機関から参加の希望があったためで、募集は10月5日まで。2019年1月から同事業に加わる見通し。【松村秀士】

 

 

JANISは、厚労省が2000年度から始めた事業で、参加医療機関での院内感染の発生状況や薬剤耐性菌の分離状況などを調査・把握し、その情報を医療現場に提供。院内での情報共有により、感染対策の実施につなげる狙いがある。JANISに参加する医療機関は、18年1月現在で約2150施設。 

 

 

サーベイランスの実施形態は、▽検査▽全入院患者▽手術部位感染(SSI)▽集中治療室(ICU)▽新生児集中治療室(NICU)―の5部門。同事業への参加を希望する医療機関は、厚労省のサイトにある「参加申込書作成フォーム」で、いずれかの部門を選び、責任者や実務担当者に関する必要事項を記入した上で参加登録をする必要がある。

 

院内感染対策をめぐっては、07年4月に施行された改正医療法により、すべての医療機関で管理者の責任の下、体制整備の確保が義務付けられている。

  
出典:医療介護CBニュース

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