2022.03.28
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2019~2021年の有効求人倍率の推移と応募者に「選ばれる就業先」になるために

対象:診療放射線技師、臨床工学技士、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、言語聴覚士

2019~2021年の有効求人倍率の推移と応募者に「選ばれる就業先」になるために

 

新型コロナウイルス流行により医療従事者における雇用の需要が高まる一方、「内定辞退が続いている」という声を耳にします。2019~2021年の3年間でコメディカル職種(診療放射線技師、臨床工学技士、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、言語聴覚士)における有効求人倍率はどのように推移しているのでしょうか。また応募者に「選ばれる就業先」になるために対応・準備すべきことはどのようなことなのでしょうか。本記事では、今後も続くと予想されるwithコロナ時代で「選ばれる就業先」になるためにはどのようなフォローが必要かという部分に焦点をあてご紹介します。

 

 

 

 

1.有効求人倍率の推移(2019~2021年)

 

有効求人倍率はハローワークの有効求職者数と有効求人数をもとに算出されており、「求職者1人当たりにつき何件の求人があるか」を表す雇用動向を示す指標です。有効求人倍率が1.0%を上回ると求職者よりも募集枠が多く(人手不足)、1.0%を下回ると募集枠よりも求職者が多い(人員余剰)ということを示します。

 

 

厚生労働省 表21 職業別労働市場関係指標(実数)(平成23年改定)(平成24年3月~)

 

 

厚生労働省 表21 職業別労働市場関係指標(実数)(平成23年改定)(平成24年3月~)

 

※厚生労働省 表21 職業別労働市場関係指標(実数)(平成23年改定)(平成24年3月~)

 

 

上記は2019~2021年における、全職種の有効求人倍率をグラフにしたものです。転職活動が最も活発になる12~3月、2019年は有効求人倍率が約1.5倍を推移していました。しかし2020年・2021では下降し年間を通して見ると1倍を切った月が散見されます。わずかに回復しましたが、平均有効求人倍率は1.02倍と直近3年の中では大幅に下降していることがわかります。

 

では、2019~2021年の診療放射線技師、臨床工学技士、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士、言語聴覚士に焦点をあてると有効求人倍率はどのように変化したのでしょうか。

 

 

 

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