2019.03.26
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薬剤師国家試験の合格者が1万人超、3年ぶり
厚労省発表

メディカルサポネット 編集部からのコメント

3月25日に薬剤師国家試験の合格発表がありました。合わせて、今回の試験では、複数の回答が認められる問題や、選択肢が不適切だったとして、全員を正解として採点した問題があったことも公表されました。なお、同時期に診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、視能訓練士の各国家試験の合格発表も行われました。各国家試験の合格発表については、厚生労働省のWEBサイトで状況が確認できます。目標を達成した新人たちの次のステージでの活躍を楽しみにしています。合格おめでとうございます。

  

 第104回薬剤師国家試験の合格者数は1万194人で、3年ぶりに1万人を超えたことが25日、厚生労働省が行った合格発表で分かった。合格率は70.91%だった。【松村秀士】

 

受験番号をスマートフォンで撮影する受験者(25日、厚労省)

 

 大学区分別の合格者は、国立が550人(合格率は85.40%)、公立が253人(同88.15%)、私立が9391人(同69.85%)。

 

 合格発表の会場となった厚労省の講堂では、合否を確認する受験者らの姿が見られた。

 

 薬剤師の父の影響で自分も薬剤師になるものだと漠然と思っていた中山慧哉さん(30)は、2011年の東日本大震災をきっかけに薬剤師になる目標が明確になった。「患者さんと強くかかわるために何が必要かを考えながら仕事をしたい」と意欲を示した。

 

 幼い頃、病気がちだった木内翔太さん(24)は、入院の時に薬剤師がもっと身近にいてくれたら入院に対する印象がよいものになったと考えている。そのため、患者に寄り添う病棟薬剤師を目指している。4月からは東京都内の病院で勤務する木内さんは、「在宅医療などにも興味はあるが、まずは薬について自信を持って説明できるようになりたい」と語った。

 

 

 出典:医療介護CBニュース

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