2019.09.26
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ベンゾジアゼピン系抗不安薬「セニラン」「セルシン」取り違え防止で注意喚起

メディカルサポネット 編集部からのコメント

「アスベリン」と「アスペノン」、「ザイティガ」と「ザルティア」に続き、抗不安薬「セニラン」と「セルシン」の取り違えについても注意が促されています。両薬はいずれもベンゾジアゼピン系抗不安薬で、今年6月末時点までで、調剤時の取り違え事例が5件報告されています。原因は5件とも、内服薬調剤時に確認を怠ったことによる薬剤の選択ミス。「セラニン」の製造販売元であるサンドは、根本的な再発防止対策として商品名を一般名の「ブロマゼパム錠」に変更する手続きを進めていますが、出荷開始までには時間を要するようです。職場での周知を徹底しましょう。

 

サンドの「セニラン錠」(一般名:ブロマゼパム)と武田テバ薬品の「セルシン錠」(一般名:ジアゼパム)について、販売名類似による取り違えが報告されているとして、2社はこのほど医療関係者宛てで注意喚起文書を発出した。医薬品医療機器総合機構(PMDA)も9月18日、ホームページなどで情報提供した。

 

両薬はいずれもベンゾジアゼピン系抗不安薬。日本医療機能評価機構の集計によると、今年6月末時点までで、調剤時の取り違え事例が5件報告されている。

 

両社は、調剤時の薬剤の選択ミスを未然に防ぐため、販売名の確認や医療機関での周知を行うよう求めている。

  

セニランの製造販売元であるサンドは、根本的な再発防止対策として商品名を一般名の「ブロマゼパム錠」に変更する手続きを進めているものの、「名称変更品の出荷開始までにはしばらく時間を要する」としている。

 

 出典:Web医事新報

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