2019.02.12
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ファイザーが高血圧症治療剤「アムバロ配合錠」を発がんリスクで自主回収

メディカルサポネット 編集部からのコメント

2月8日にファイザー株式会社より『アムバロ配合錠「ファイザー」 自主回収(クラスⅠ)について』の発表がありましたので医療関係各位におかれましては最新情報の確認をお願いいたします。健康被害の報告はないものの、発がんの可能性のある物質が原薬に含まれていることがわかったとのことです。問合せについては専用ダイヤルが設けられています。

 

ファイザー社は8日、高血圧症治療剤のアムバロ配合錠「ファイザー」(一般名:バルサルタン/アムロジピンベシル酸塩配合錠)の自主回収を7日から着手したと発表した。発がんの可能性のある物質が原薬に含まれていることが判明し、発がんリスクを完全に否定できないためとする。同社は「これまでに健康被害の報告はない」としている。

サルタン系医薬品の有効成分(原薬)に発がんの可能性のある物質(ニトロソアミン)が含まれているとの国内外の報告から、同社が製造販売するバルサルタンの原薬を調査。その結果、昨年123日から先月23日に出荷した下記の5ロット(表)に使用した原薬に、規格を超えた微量のN-ニトロソジエチルアミンと、規格は下回るものの微量のN-ニトロソジメチルアミンが含有していたことが判明したという。

この件に関する問い合わせ先は、専用ダイヤル0120281787(平日9時~1730分。29日〔土〕、10日〔日〕、11日〔祝〕は対応)。詳細は同社ホームページでも周知している。https://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2019/2019_02_08.html

 

  

 

 出典:Web医事新報

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