2021.07.05
3

外国籍コロナ陽性、前週比3倍近くに急増
厚労省が空港検疫の検査実績を更新

メディカルサポネット 編集部からのコメント

6月13日から19日までの1週間の外国籍者の陽性検体数が前週と比べて3倍近くに急増しました。厚生労働省が発表した、検疫所における滞在国・地域別の陽性検体数などの新型コロナウイルスの検査実績によると、総検体数に占める陽性検体数の割合も大幅に上昇しています。

 

 厚生労働省は2日、検疫所における滞在国・地域別の陽性検体数などの新型コロナウイルスの検査実績を更新した。6月13日から19日までの1週間の外国籍者の陽性検体数は、前週と比べて3倍近くに急増した。総検体数に占める陽性検体数の割合も大幅に上昇した。【新井哉】

 

 厚労省が更新した検査実績(直近4週間)によると、6月13日から19日までの1週間の陽性検体数は、日本国籍者が前週比11検体増の19検体、外国籍者が前週比16検体増の25検体となっている。

 

 国・地域別(外国籍者陽性検体)では、フィリピンが7検体で最も多く、以下は、インドネシア(5検体)、ブラジル、ロシア(共に2検体)、アラブ首長国連邦(UAE)、インド、ウガンダ、エジプト、韓国、コンゴ民主共和国、ザンビア、パキスタン、ペルー(各1検体)の順だった。

 

 外国籍者の総検体数(6341検体)に占める陽性検体数の割合は約0.39%となっており、前週(約0.14%、総検体数は6358検体、陽性検体数は9検体)と比べて約0.25ポイント上がった。

 

 この集計は速報値で、厚労省は「成田空港、羽田空港、関西空港、福岡空港、中部空港からの入国者について集計している」と説明。総検体数・陽性検体数については、入国前14日間に滞在した国・地域を計上。入国者が複数の国・地域に滞在していた場合は滞在していた国・地域を全て計上している。

 

 

出典:医療介護CBニュース

この記事を評価する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP