2021.05.20
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薬剤師によるワクチン接種「医師ら確保できない時に」
日医・中川会長、地域の実情考慮が前提

メディカルサポネット 編集部からのコメント

日本医師会の中川俊男会長は19日の定例記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン接種で薬剤師も注射の打ち手になってもらうことについて、「各地域の実情を十分に勘案し、医師、看護師、歯科医師(の打ち手)が確保できない時に、次の選択肢としてあり得る」と述べました。
中川氏はまた、会見の前に日本看護協会や日本薬剤師会、日本歯科医師会とオンラインで合同会議を行い、接種体制で連携していくことで合意したことも明らかにしました。

 

会見する中川氏(19日、日医会館)

 

 日本医師会の中川俊男会長は19日の定例記者会見で、新型コロナウイルスのワクチン接種で薬剤師も注射の打ち手になってもらうことについて、「各地域の実情を十分に勘案し、医師、看護師、歯科医師(の打ち手)が確保できない時に、次の選択肢としてあり得る」と述べた。【松村秀士】

 

 新型コロナワクチン接種は現在、医師と看護師のほか、人材の確保が困難な地域では集団接種会場に限り、歯科医師が条件付きで行っている。しかし、その担い手を確保するため、河野太郎規制改革担当相が18日の閣議後の記者会見で、薬剤師の活用を検討すると表明した。

 

 中川氏のコメントはこれを踏まえたもので、薬剤師も打ち手になってもらうことを全面的に否定はしなかったが、地域の実情を踏まえて対応する必要性を強調した。

 

 中川氏はまた、会見の前に日本看護協会や日本薬剤師会、日本歯科医師会とオンラインで合同会議を行い、接種体制で連携していくことで合意したことも明らかにした。

 

  

 

出典:医療介護CBニュース

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