2021.05.17
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ケアマネの平均月給、約33万円 勤続10年以上の介護福祉士を下回る

メディカルサポネット 編集部からのコメント

三菱総合研究所が公式サイトで公表したケアマネージャーの処遇状況を探る調査の結果によると、昨年2月時点での月給・常勤で働くケアマネの平均給与は33万660円となっています。前年同月と比べると5430円上がっていましたが、勤続10年以上の介護福祉士の平均給与は36万6900円となっており、主任ケアマネよりも高くなっています。

 

 

三菱総合研究所が公式サイトで、厚生労働省から委託を受けて実施したケアマネジャーの処遇状況を探る調査の結果を公表した。【Joint編集部】

 

月給・常勤で働くケアマネの平均給与は、昨年2月時点で33万660円。そう報告されている。前年同月(32万5230円)と比べて5430円上がっていた。集計対象のケアマネの勤続年数は平均8.8年。

ここでいう給与は、基本給+各種手当て+ボーナスなど。いわゆる"手取り"ではなく、税金や保険料などが引かれる前の"額面"だ。ボーナスや一時金などが出ているところでは、10月から3月までに支給された額の6分の1が足されている(*)。

 

* 例えば冬のボーナスが30万円だった場合、その6分の1にあたる5万円を上乗せして給与を算出。

 

この調査は全国1702の居宅介護支援事業所を対象として、昨年9月から10月に行われたもの。1973人のケアマネから有効回答を得ている。結果は12日に発出された介護保険最新情報Vol.977で紹介された報告書に盛り込まれた。

 

月給・常勤の主任ケアマネの平均給与は昨年2月時点で35万1480円。前年同月(35万960円)から520円増えていた。

 

厚労省が昨年10月に公表した調査結果によると、「特定処遇改善加算」を取っている事業所の介護職員の平均給与は32万5550円。勤続10年以上の介護福祉士に限ると36万6900円で、主任ケアマネよりも高くなっている。

 

 

出典:JOINT

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