2021.02.02
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オンライン資格確認のプレ運用参加施設を公募―500施設程度を選定・厚労省

メディカルサポネット 編集部からのコメント

厚生労働省は今年3月下旬から本格稼働予定の「オンライン資格確認」について、本格稼働前のテストという位置付けで3月上旬からプレ運用を開始すると発表し、同日からプレ運用の参加医療機関・薬局の公募も開始しました。プレ運用は、500施設程度を対象に本格運用と同じ環境下で、患者にもマイナンバーカード(あるいは健康保険証)を使って受診してもらうことを想定しています。  

 

 

今年3月下旬から本格稼働予定の「オンライン資格確認」について、厚生労働省は1月29日、本格稼働前のテストという位置付けで3月上旬からプレ運用を開始すると発表した。プレ運用の参加医療機関・薬局の公募も同日から開始。参加した場合は、申し込んだメーカーの顔認証付きカードリーダーが優先的に手配されるなどのメリットが享受できるとしている。

 

プレ運用は、500施設程度を対象に本格運用と同じ環境下で、患者にもマイナンバーカード(あるいは健康保険証)を使って受診してもらうことを想定している。参加するためには、▶3月上旬までに(3月4日頃を予定)オンライン資格確認に関するシステム・ネットワークなどを準備できる見込みがある(資格確認端末、顔認証付きカードリーダーの設置を含む)、▶レセコン、医事会計システム、電子カルテシステムと資格確認端末・顔認証付きカードリーダーを接続した場合の動作確認といった、院内での運用テストを2月末までに実施できる、▶プレ運用開始への協力、厚労省ホームページ上での施設名公表、週次で実施予定のアンケートへの協力を承諾する―といった条件を満たすことが求められる。

 

厚労省はプレ運用に参加するメリットとして、▶オンライン資格確認システムを本番前にスタートできるためPR効果が期待できる、▶プレ運用施設には可能な範囲で優先的に、申し込みをしたメーカーの顔認証付きカードリーダーを手配する、▶プレ運用施設専用のポスターを配布する―の3点を示している。

 

申込みは、オンライン資格確認用の「医療機関等向けポータルサイト」(https://www.iryohokenjyoho-portalsite.jp)のマイページ内にある申込み画面から行う。申込み多数の場合は先着順で対象施設を選定。選定結果は実施確定・落選に関係なく、全応募施設に連絡される。公募の締め切りは2月12日。 

 

 

 

出典:Web医事新報

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