2021.01.27
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コロナで都立北療育医療センター短期入所一部縮小
都立松沢病院で看護師感染、通常診療は継続

メディカルサポネット 編集部からのコメント

東京都新型コロナウイルス感染症対策本部は都立松沢病院の病棟勤務の看護師1人、都立北療育医療センターの看護師1人と入所者2人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。都立松沢病院に関しては濃厚接触者に該当すると判断された者はいないとし、通常診療を継続すると説明しましたが、都立北療育医療センターでは職員22人、入所者19人が濃厚接触者と認定された為、短期入所の受け入れを一部縮小するものの、感染防止対策を徹底して運営を継続するとしています。

 

 

 東京都新型コロナウイルス感染症対策本部は25日、都立松沢病院(世田谷区、精神科808床、一般 90床)の病棟勤務の看護師1人、都立北療育医療センター(北区、入院50床など)の看護師1人と入所者2人が新型コロナウイルスに感染したことが判明したと発表した。【新井哉】

 

 対策本部によると、今回感染が確認された松沢病院の看護師に関しては、発症日の2日前の15日以降、看護師7人、入院患者15人と接触があったが、「所管保健所から濃厚接触者に該当すると判断された者はいない」と説明。この接触者22人については、「健康観察を継続し、今後症状が出た場合はPCR検査を実施する」としている。今後の診療に関しては、同病院では、標準的な院内感染対策を適切に行っていることなどを挙げ、「外来・入院とも通常診療をこれまでどおり継続する」としている。

 

 都立北療育医療センターでは、保健所の調査の結果、職員22人、入所者19人が濃厚接触者に特定され、職員は最終接触日から2週間の自宅待機となった。同センターは一般の医療機関では対応が難しい心身障害児・者に対して医療を提供しているほか、肢体不自由児や重症心身障害児・者を対象にした入所・通所事業などを実施している。今回の感染に伴い、短期入所の受け入れを一部縮小するが、感染防止対策を徹底して運営を継続する。

 

 

 

出典:医療介護CBニュース

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