2020.11.13
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ケアプランAIのテストユーザー募集 ウェルモ 今年度内に正式リリース予定

メディカルサポネット 編集部からのコメント

ケアプランの作成を支援するAIエンジン「ケアプランアシスタント」を開発しているウェルモが、テストユーザーを募集しているようです。ケアプランアシスタントは主に第2表の作成に対応したクラウドサービスで、今回のテストは全国の居宅介護支援事業所を対象に、1度だけ3時間ほど使用してもらい、フィードバックを得てソフトの改善をしていきたいとしています。今年度内には正式リリースする予定です。

 

ウェルモ・鹿野佑介代表取締役CEO 11日

《 ウェルモ・鹿野佑介代表取締役CEO 11日 》

 

ケアプランの作成を支援するAIエンジン「ケアプランアシスタント」を開発しているウェルモが、β版のテストユーザーとなるケアマネジャーを募集している。【Joint編集部】

 

全国の居宅介護支援事業所が対象。12月中旬から2月中旬の間で都合の良い日に、1度だけ3時間ほど試しに使って欲しいという。現職のケアマネからフィードバックを得てソフトの改善につなげる狙いがある。

 

希望者は公式サイトのフォームから、あるいはメールで申し込む。インターネットに接続できるパソコンが必要。特に謝礼などはもらえないが、最新のツールをいち早くさわりたい人にとっては良い機会となりそうだ。

 

居宅介護支援事業所のテストユーザーを募集開始

 

ウェルモはケアプランアシスタントを今年度内に正式リリースする予定。当初は今年秋までに提供を始める計画だったが、コロナ禍でこうしたテストマーケティングにも遅れが生じた。多くのユーザーに受け入れられるよう、今後も細部に磨きをかける努力を重ねる構えだ。

 

ケアプランアシスタント

《 画面イメージ。今後変更の可能性あり 》

 

ケアプランアシスタントは主に第2表の作成に対応したクラウドサービス。AIは論理構造が適切な過去のアセスメント、ケアプランを学んでおり、医療などの専門知識も示される。ケアマネは提案された選択肢の中から利用者に適したものを選ぶ。そのうえで、個々のケースの特性などを踏まえて必要な修正を加える。

 

ウェルモは11日、AIやIoT、ICT、クラウド、ビッグデータ解析などの先端技術の実装を目指す一般社団法人日本ケアテック協会を、志を同じくする他社、介護事業者、有識者らと共に設立したと発表。サービスの質の向上や人手不足の解消、業務負担の軽減などを実現すべく、介護現場とテクノロジー企業とをつなぐ役割を担うと打ち出した。ケアテックの普及に向けた環境整備を図るため、介護報酬や運営基準などの見直しを含めた政策提言も行っていく方針だ。

 

出典:JOINT

 

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