2020.10.20
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都立広尾病院、コロナ病棟勤務の看護師が感染
個人防護具を適切に着用、定められた手順遵守も

メディカルサポネット 編集部からのコメント

都立広尾病院(渋谷区)の新型コロナウイルス感染症患者を受け入れる病棟で勤務する、30歳代看護師が新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。勤務中は常時マスクを着用し、手指消毒を行うなどの感染予防策を実施しており、患者と接する際には個人防護具を適切に着用し、定められた手順を遵守していたとしています。

 

 東京都新型コロナウイルス感染症対策本部は19日、都立広尾病院(渋谷区、一般396床、精神科30床)の30歳代の女性看護師が新型コロナウイルス感染症に感染したと発表した。この看護師は、新型コロナウイルス感染症患者を受け入れる病棟で勤務していた。【新井哉】

 

 対策本部によると、この看護師は、17日(非勤務日)の午後5時ごろ、咽頭痛があった。18日には発熱(38.2℃)、倦怠感、咳があり、昼ごろに同病院を受診。抗原検査を実施したところ「陽性」が判明した。

 

 勤務中は常時マスクを着用し、手指消毒を行うなどの感染予防策を実施しており、「新型コロナウイルス感染症患者と接する際にはガウン等の個人防護具を適切に着用し、定められた手順を遵守していた」としている。

 

 発症日の2日前の15日以降の接触者(職員)を調査したが、同病院における勤務がなかったため、院内には接触者がいないことを確認したと説明。「当該病棟で勤務する職員に、感染を疑わせる咳・発熱等の症状は認められない」としている。

 

 同病院を巡っては、9月以降、職員や患者が新型コロナウイルス感染症の陽性者となるケースが相次ぎ、患者の感染があった一般病棟の新規入院患者の受け入れを一時停止していた。今回陽性が判明した看護師は、この病棟での勤務ではないと説明している。

 

 

出典:医療介護CBニュース

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