2020.10.01
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感染症対策、チャットボットで無料相談 ケアマネ協会が新サービス DeNAと連携

メディカルサポネット 編集部からのコメント

日本介護支援専門員協会が厚生労働省やディー・エヌ・エーと連携し、新型コロナウイルスなどの対策の相談にチャットボットで応えるサービスの運用を開始しました。現場を支えるケアマネジャーや介護職員らが、無料で感染症対策について幅広く相談できることがポイントになっており、担当者はフランクに相談できる場として「気軽に活用頂きたい」と呼び掛けています。運用は今年度末までの予定ですが、活用状況を踏まえて来年度以降の運用も検討していくということです。

 

※ 画像はイメージ

 

他の業界では一般化しつつあるチャットボットによる対応が、いよいよ介護業界にも広がってきている。【Joint編集部】

 

新型コロナウイルスなどの対策の相談にチャットボットで応えるサービスの運用を、日本介護支援専門員協会が新たに開始した。

 

厚生労働省やディー・エヌ・エーから支援を受け、協会の公式サイトの新型コロナ専用ページに新機能を付与した。スマホの場合、右下のオペレーターのアイコンをタップするとチャットを始められる。

 

現場を支えるケアマネジャーや介護職員らが、いつでも無料で感染症対策について幅広く相談できることがポイントだ。

 

ボットにはまず、「標準予防策」「施設内の基本的な衛生管理」「サービス別の感染管理対策」「職員の労働安全衛生」などのオプションが列挙される。例えば「標準予防策」を選ぶと、ジャンルが「手指衛生」「個人防護具の取り扱い」などに細分化される。これを追っていけば知りたい情報に辿り着ける仕組みだ。

 

期待した回答が得られない場合は、「メールで相談」を選択することも可能。ケアマネ協会はより専門性の高い質問にも対応できるよう、日本看護協会に見解を求める連携体制も敷いている。

 

サービスを適切に継続していくためには何をすべきか、自分の事業所の対策は本当に正しいのか − 。コロナ禍でそうした不安を抱えている介護職は非常に多い。関係団体も個々の相談に応じてきているが、リソースが乏しくなかなか手が回りきらないケースもあった。

 

ケアマネ協会の担当者は、「チャットボットだと心理的なハードルが下がりやすい。よりフランクに相談できるメリットもある」と説明。「是非お気軽にご活用頂きたい」と呼びかけている。運用は今のところ今年度末までの予定だが、今後の活用状況も踏まえて来年度以降も続けるか検討していくという。 

 

 

出典:JOINT

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