2020.06.29
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日医会長選挙速報─中川俊男氏が17票差で現職の横倉氏破る

メディカルサポネット 編集部からのコメント

職と副会長の一騎打ちとなった日本医師会会長選挙が6月27日開かれ、中川俊男氏が17票差で現職の横倉氏を破り、新会長に選出されました。2012年から8年間、日本医師会長として医療界のみならず政界にまでその存在感を示した横倉氏から若い世代へとバトンが託されました。山積みの課題を前に「国民の健康と命を守るためなら、どんな圧力にも決して負けず、堂々とものを言える新しい日本医師会に変えていきたい」という中川氏の決意に期待が集まっています。

 

日本医師会定例代議員会が6月27日、日医会館で開かれ、現職と副会長の一騎打ちとなった会長選挙の結果、中川俊男氏(北海道)が5選を目指した現職の横倉義武氏(福岡県)を破り、初当選を果たした。得票数は横倉氏174票に対し中川氏191票。

 

日医を率いることとなった中川会長と3副会長(左から猪口雄二副会長、今村聡副会長、中川俊男会長、松原謙二副会長)

 

27日に行われた役員選挙の結果は下記の通り。副会長選挙、常任理事選挙は、横倉陣営のみから出馬していた候補者がすべて辞退したため、無投票となった。新役員の任期は2020年6月27日から2022年6月の定例代議員会終結時までの2年間。(日医会長選挙の詳報は日本医事新報7月4日号に掲載します)

 

■日本医師会役員選挙結果(〇:当選者)

【会長(定数1名)】

横倉義武(福岡県):174票  〇中川俊男(北海道):191票  (無効2票、白票4票)

 

【副会長(定数3名)】

〇猪口雄二(東京都) 〇松原謙二(大阪府) 〇今村 聡(東京都) 茂松茂人(大阪府):取り下げ  柵木充明(愛知県):取り下げ

 

【常任理事(定数10名)】

〇江澤和彦(岡山県) 〇長島公之(栃木県) 〇松本吉郎(埼玉県) 〇羽鳥 裕(神奈川県) 平川俊夫(福岡県):取り下げ 〇城守国斗(京都府) 〇釜萢 敏(群馬県) 近藤太郎(東京都):取り下げ 道永麻里(東京都):取り下げ 〇渡辺弘司(広島県) 〇神村裕子(山形県) 〇宮川政昭(神奈川県) 小玉弘之(秋田県):取り下げ 〇橋本 省(宮城県)

 

【代議員会議長(定数1名)】

馬瀨大助(富山県):174票 〇池田秀夫(佐賀県):191票

 

 

出典:Web医事新報 

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