2020.06.01
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精神科閉鎖病棟の職員と患者が新型コロナ感染
武蔵野中央病院、外来初診やリハなど中止

メディカルサポネット 編集部からのコメント

新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言解除後の5月28日、東京都小金井市にある武蔵野中央病院の精神科閉鎖病棟で職員と入院患者あわせて9人の新規感染者が確認されました。最新データによると同病棟の入院患者7人の新たな感染がわかり、感染者は合計16人にのぼっています。精神科閉鎖病棟に入院する患者の中には、感染予防行動の実施が困難だったり、感染を疑う症状があっても安静を保てなかったりなど、医師や看護師たちが対応に苦慮することもあります。同病棟は70床と、一般的な内科・外科病棟の病床数よりも多いことから、今後の感染状況の変化を注視する必要がありそうです。

 

 東京都小金井市は28日、武蔵野中央病院(同市)の新型コロナウイルス感染症に関する発表内容をホームページに掲載した。同病院の精神科閉鎖病棟の職員4人と患者5人の感染が確認されたとしている。【新井哉】

 

武蔵野中央病院の新型コロナウイルス感染症の発表内容を掲載した小金井市のホームページ

武蔵野中央病院の新型コロナウイルス感染症の発表内容を掲載した小金井市のホームページ

 

 発表内容(28日現在)によると、精神科閉鎖病棟(3階B病棟)の職員1人が21日に新型コロナウイルス感染症と診断された。その後、濃厚接触のあった同病棟の職員2人の感染を確認。同病棟の複数の患者・職員に発熱の症状が見られたため、PCR検査を実施した結果、患者5人と職員1人の感染が確認された。

 

 同病院は、多摩府中保健所の指導の下、対応を進めており、感染拡大防止のため、▽外来の初診▽精神科・内科新規入院の受け入れ▽リハビリテーション-などを中止しているという。

 

 

出典:医療介護CBニュース

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