2018.04.05
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老人福祉事業者の倒産90件、2年連続で過去最多を更新
17年度、負債額も過去最高、帝国データ調べ

メディカルサポネット 編集部からのコメント

帝国データバンクが福祉事業者の倒産についての調査結果を発表しました。2017年度の倒産は90件で2年連続で過去最多を更新です。

 

 有料老人ホームや通所介護事業所など老人福祉事業者の倒産は2017年度に過去最多の90件だったことが、帝国データバンクの調査結果で明らかになった。同年度の負債総額も、過去最高の134億5600万円だった。【越浦麻美】

 

 帝国データバンクでは、17年4月から18年3月までの有料老人ホームや通所介護事業所、訪問介護事業所など老人福祉事業者の倒産件数や負債総額などを調査・分析した。

 

 それによると、17年度の倒産は90件だった。老人福祉事業者の倒産は、13年度から15年度までは50件前後でほぼ横ばいだったが、16年度には過去最多の88件、17年度にはこれをさらに2件上回り、2年連続で過去最多を更新した。

 

 

 倒産件数をサービス種別に見ると、最も多かったのが「通所介護」の36件(40.0%)で、4割を占めた。以下は、「訪問介護」32件(35.6%)、「有料老人ホーム」10件(11.1%)、「高齢者専用住宅」8件(8.9%)、「グループホーム」3件(3.3%)、「老人センター」1件(1.1%)の順だった。

 

  
出典:医療介護CBニュース

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