2020.02.27
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新型コロナ死亡の遺体、直接触れる場合は手袋着用
厚労省がホームページに「Q&A」掲載

メディカルサポネット 編集部からのコメント

厚生労働省は、新型コロナウイルスで死亡した人の遺体などに関する「Q&A」をホームページに掲載しました。遺体の搬送や火葬作業に従事する場合、遺体からの感染を防ぐため、遺体は全体を覆う非透過性納体袋に収容・密封し、密封後に、納体袋の表面を消毒するとしています。遺族が直接遺体に触れる場合は手袋を着用してもらい、できる限り遺族等の意向を配慮しつつ努めるように示しています。

 

 厚生労働省は25日、新型コロナウイルスで死亡した人の遺体などに関する「Q&A」をホームページに掲載した。遺族らが直接遺体に触れる場合は、手袋を着用する必要性を提示。手袋を外した後、流水・石けんによる手洗いや、速乾性擦式消毒用アルコール製剤による手指衛生を実施するよう求めている。【新井哉】

 

厚生労働省がホームページに掲載した新型コロナウイルス死亡者の遺体に関する「Q&A」

 

 「Q&A」では、新型コロナウイルスで死亡した人の遺体を火葬する際、「遺体からの感染を防ぐため、遺体について全体を覆う非透過性納体袋に収納・密封することが望ましい」と記載。非透過性納体袋に収納・密封後、納体袋の表面を消毒するよう促している。

 

 継続的に遺体の搬送や火葬に従事する人は、必ず手袋を着用し、血液や体液、汗を除く分泌物、排泄物などが顔に飛散する恐れがある場合は不織布製マスク、フェイスシールドまたはゴーグルを使用することを求めている。消毒剤の噴霧については、「ウイルスの舞い上がりを招く可能性」があることを挙げ、推奨していない。

 

 

出典:医療介護CBニュース

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