2021.08.31
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問われる法的責任!
訪問看護・介護施設を業務上の法的リスクから守るには?

――日本看護協会が講演動画「訪問看護・介護施設の事例から考える看護職の法的責任」を公開

編集部より

医療や介護は患者・利用者の健康や生命に関わるものであるため、事故などが生じると問題が大きくなり、裁判に至るケースもあります。訪問看護ステーションや介護施設を、そして職員を業務上の法的リスクから守るためには、経営者・管理者としてどのような注意が必要なのでしょうか。日本看護協会は「第22回 看護職賠償責任保険制度研修会」を開催し、日本看護協会参与で弁護士の友納理緒氏を講師に迎え「訪問看護・介護施設の事例から考える看護職の法的責任」について解説しました。

 

文/河村 武志(ナレッジリング)

編集/メディカルサポネット編集部

訴訟事例から読み解く、病院・介護事業所等や職員が負う可能性がある法的責任

 

日本看護協会は2月28日に第22回「看護職賠償責任保険制度」研修会を開催し、そこで配信された「訪問介護・介護施設の事例から考える看護職の法的責任」の講演動画(一部)を3月2日に日本看護協会ホームページに公開しました。

 

公開された講演動画では、日本看護協会参与で弁護士の友納理緒氏が講師として登壇し、実際にあった訪問介護等の裁判事例をもとに、事業所や職員が業務に関連してどのような法的責任を負う可能性があるのか、事業所がどのような対応をとるべきなのかについて解説しています。

 

また、友納氏は動画内で、事業所が書き記す看護・介護記録について、同協会が2018年に出した「看護記録に関する指針」を参考にしてほしいと解説しており、こちらも講演動画と併せて経営者・管理者として理解しておきたい内容です。

 

詳細は日本看護協会ホームページ「友納理緒参与に聞く!看護職と法律のこと」をご覧ください。

 

  

講師プロフィール

友納 理緒(とものう りお)

公益社団法人日本看護協会 参与/保健師、看護師、弁護士

東京医科歯科大学医学部保健衛生学科卒業(看護師、保健師免許取得)。東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科博士前期課程修了。医療現場を経験する中で、医療事故が発生したときに医療者の力になりたいと考え、早稲田大学大学院法務研究科に進学。同大学院修了後、司法試験に合格し、弁護士となる(2011年登録/第二東京弁護士会)。

 

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