2025.06.11
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認知症で行方不明、1万8000人超 依然高水準 死亡の77.8%が5キロ圏内

メディカルサポネット 編集部からのコメント

2024年の認知症の行方不明者は、全国で1万8121人で前年より減少したものの、依然として深刻な状況です。行方不明者のうち491人が死亡確認され、死亡場所の54%が捜索が難しい河川や山林となっています。死亡者の77.8%は行方不明となった地点から5キロ圏内で発見されており、警察庁は迅速な捜索活動の重要性を強調し、GPSやドローンの活用を提案しています。

 

 

認知症が原因で行方不明となる高齢者の数が依然として高い水準にある。【Joint編集部】

 

警察庁が5日に公表した統計によると、2024年に届け出があった認知症の行方不明者は全国で1万8121人だった。前年から918人減少したものの、引き続き深刻な状況となっている。

 
行方不明となった後に死亡が確認された人は491人にのぼった。

 
死亡が確認された場所の内訳を見ると、河川・河川敷が115人、用水路・側溝が79人、山林が71人で、こうした捜索が難航しやすい場所が全体の54.0%を占めていた。

 
また、亡くなった人の77.8%にあたる382人が、行方不明となった場所から5キロ圏内で見つかっていたことも明らかになった。

 

警察庁はこうした実情を踏まえ、「行方不明となった場所の周辺での死亡事例が多いことを勘案し、迅速な捜索活動を展開することが重要」と説明。「GPS機器による位置情報の把握、ドローンによる捜索などが効果的」との認識を示した。

  

 

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 出典: JOINT

 

  

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