2022.07.05
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働き方改革で病院長向け研修、事例を共有
初回28日、事務長らの同席も可能 厚労省

メディカルサポネット 編集部からのコメント

2024年4月から適用される、医師の時間外労働の上限規制に向けて厚生労働省は、医師の働き方改革を実践している医療機関の事例などを紹介する「トップマネジメント研修」の開催を病院団体に周知しました。28日から3回にわたってオンライン形式で開催され参加費は無料。同研修は各病院が具体的な取り組みを進めるためのヒントを提供することを目的としており、病院長が対象ですが事務長らの同席も認められます。

 

 厚生労働省は、医師の働き方改革を実践している医療機関の事例などを紹介する「トップマネジメント研修」を、28日からオンライン形式で開催することを病院団体に周知した。参加は無料で、病院長を対象とするが事務長らの同席も認める。申し込みの締め切りは、開催日の3日前。定員(各回100人程度)になり次第、受け付けを終了する。【松村秀士】

 

 研修のプログラムは、▽厚労省の担当官による医師の働き方改革に関する行政説明▽働き方改革を実践している病院長からの事例に関する講演▽参加者同士の意見交換▽質疑応答。

 

 初回は、28日の14-16時半にオンラインで開催され、社会医療法人さいたま市民医療センターの病院長が自院での取り組みなどを説明する。8月2日の2回目は日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院、同4日の3回目は一般財団法人津山慈風会津山中央病院の事例が発表される。他の日程については、発表する医療機関が決まり次第、厚労省が専用のウェブページで紹介する。

 

 2024年4月から、医師の時間外労働の上限規制が適用される。トップマネジメント研修は、その適用に向けて各病院が具体的な取り組みを進めるためのヒントを提供するのが狙い。厚労省は21年度に計約50回開催しており、22年度も同じ程度の開催を目指す。研修内容の詳細はこちら

 

出典: 医療介護CBニュース

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