2020.07.29
5

都立小児総合医療センター看護師らコロナ感染続出
こども救命センターの新規患者受け入れ停止

メディカルサポネット 編集部からのコメント

東京都立小児総合医療センター(府中市、一般347床、精神202床、結核12床)で、20歳代の女性栄養士(常勤職員)に続き、医師1人、看護師6人が新型コロナウイルスに感染しました看護師6人はPICU(小児集中治療室)、医師は集中治療科に所属し、こども救命センター、ERなどで当分の間、重症患者の受け入れを停止するなど一部の診療機能を縮小しています。

 

 東京都立小児総合医療センター(府中市、一般347床、精神202床、結核12床)の職員が新型コロナウイルスに感染するケースが相次いでいる。精神科と一般診療科の入院・外来は継続しているが、こども救命センター(小児三次救急)は当分の間、新規患者の受け入れを停止するなど、一部の診療機能を縮小せざるを得ない状況となっている。【新井哉】

 

東京都立小児総合医療センター職員の新型コロナウイルス感染に関する報道発表資料

東京都立小児総合医療センター職員の新型コロナウイルス感染に関する報道発表資料

 

 都新型コロナウイルス感染症対策本部は、24日から27日にかけて、医師1人、看護師6人が検査で陽性となったことを発表。看護師6人はPICU(小児集中治療室)、医師は集中治療科に所属しており、4人が「軽症」、医師を含めた3人が「症状なし」だった。

 

 対策本部は、陽性が判明した看護師ら7人と接触した患者について、PICUに入院しPCR検査で既に陰性を確認している患者15人以外はいないと説明。PICUに入院している重症患者の管理に関与する診療科の医師らについては、「順次PCR検査を行う」としている。

 

 PICU内の消毒を実施しており、「引き続き、職員の手指衛生やサージカルマスク着用などの感染防止対策を徹底するとともに、感染管理担当(ICT)による巡回点検を実施する」としている。こども救命センター以外にも、ERで当分の間、重症患者の受け入れを制限。手術後集中治療を要する可能性のある患者の手術も延期している。

 

 小児総合医療センターを巡っては、対策本部が14日、20歳代の女性栄養士(常勤職員)が新型コロナウイルスに感染したと発表。「所管の保健所の指導・助言を踏まえ、手指衛生やサージカルマスクの着用などの標準的な院内感染対策について、引き続き徹底を図り、外来・入院とも通常診療をこれまでどおり継続する」としていた。

 

 

出典:医療介護CBニュース

この記事を評価する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP