2020.01.24
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週刊まとめ1分ニュース ー1分で読む今週のトピックスー
【1月20日~1月24日】

今週のトピックスが1分でわかる「週刊まとめ1分ニュース」。約10秒で読める要約を付けた記事5本をお届けします。

今週のトピックスが1分でわかる「週刊まとめ1分ニュース」。約10秒で読める要約を付けた記事6本をお届けします。

           

    1. 新型コロナウイルス検査対象者、個室対応も選択肢 国立感染症研究所、積極的疫学調査実施要領を公表(1月21日)


    中国湖北省武漢市の居住者を中心に新型コロナウイルスの患者が断続的に報告されていることを受け、国立感染症研究所は「新型コロナウイルスに対する積極的疫学調査実施要領(暫定版)」を公表した。検査対象者は結果が判明するまで「本人の同意を得た上で、医療施設における個室対応などの対応も選択肢となりうる」とした。家族内等において限定的なヒト-ヒト感染が確認されており、「患者(確定例)」と「濃厚接触者」を調査する。「濃厚接触者」は「患者(確定例)」と同一住所に居住する者、必要な感染予防策なしで「患者(確定例)」の診察・処置・搬送等に直接かかわった医療関係者や搬送担当者など。対面調査を行う場合は、眼の防護具、長袖ガウン、必要に応じてサージカルマスクではなくN95マスクを着用すると記した

    2.新型コロナウイルス患者退院判断、発熱などを検討 国立感染症研究所が方針案を公表(1月24日)

    国立感染症研究所は「新型コロナウイルスの患者の退院及び退院後の経過観察に関する方針(案)」を公表した。新型コロナウイルスの回復期患者に関して、退院の判断を下すのに先立ち「24時間発熱(37.5℃)が無いこと」などの項目を検討し、「総合的に判断する」としている。方針案では、検討事項について発熱に加えて「呼吸器症状が改善傾向であること」「血液検査、画像所見等の検査所見が改善傾向であること」を挙げている。回復期患者の退院後経過観察も取り上げ、「1日に2回(朝夕)体温を測り記録するよう協力を求める」と記載。経過観察のための受診については、退院後1週間後に行うことを勧めている。

    3.2020年度の薬価制度改革案を了承、近く通知へ─中医協・総会(1月24日)

    中央社会保険医療協議会は総会で、2020年度の薬価及び保険医療材料制度の改革案を了承した。近く通知を発出し、周知を図る。総会では、今回の薬価改定で再算定の対象になった品目や、診療報酬調査専門組織・医療技術評価分科会による医療技術の最終評価結果も報告された。再算定対象となったのは、市場拡大再算定・14成分、40品目、市場拡大再算定の特例・2成分、8品目、効能変化再算定の特例・1成分、4品目。市場拡大再算定の特例は、血液凝固阻止剤の「エドキサバントシル酸塩水和物」と抗癌剤の「ペムブロリズマブ(遺伝子組換え)」に適用された。

    4.公立・公的の再検証対象、440病院程度に増える見通し 厚労省がリスト精査、確定は20年3月以降(1月20日)

    厚生労働省は既に公表した「具体的対応方針」の再検証を求める公立・公的424医療機関の精査を行った結果、7医療機関が再検証の対象から外れる一方、20程度の医療機関が追加される見込みであると明かした。リスト確定は2020年3月以降の見通し。厚労省は「公立・公的医療機関などの一部データの入力漏れ」「紙レセプト(公費等)の手術実績の追加」「病床機能報告の病棟名・病棟IDなどの確認を踏まえた追加」の3点を精査した。対象から外れる見通しの医療機関は、東京都済生会中央病院(東京都)など7カ所。民間医療機関の対応方針策定を進めるための方策の議論は、20年6月ごろにまとまる骨太方針2020に向けた工程表の具体化を図ることとした。

    5.在宅酸素吸入の引火事故、8カ月間で死亡4件 厚生労働省が集計公表(1月24日)

    厚生労働省は、在宅酸素療法に関する重篤な健康被害の概要を公表し、2019年1月から8月までの8カ月間で患者が死亡したケースが4件あった。在宅で主に肺の病気の治療に使う「酸素濃縮装置」などの使用中に引火したとみられる火災事故を取りまとめた。死亡した4件はいずれも焼死。酸素濃縮装置は、室内の空気を取り込んで圧縮し、酸素を管で患者に送る仕組み。慢性閉塞性肺疾患や肺結核の後遺症など、呼吸が困難になる疾患の患者が在宅で生活するために使われている。厚労省は、高濃度の酸素を吸入中にたばこなどの火気を近づけるとチューブや衣服などに引火し、重度の火傷や住宅の火災の原因となると指摘している

    メディカルサポネット編集部

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