2020.01.24
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新型コロナウイルス患者退院判断、発熱などを検討
国立感染症研究所が方針案を公表

メディカルサポネット 編集部からのコメント

新型コロナウイルスの患者の退院及び退院後の経過観察に関する方針(案)」を国立感染症研究所が公表しました。新型コロナウイルス感染症回復期患者に退院の判断を下すにあたって「24 時間発熱(37.5℃以上)が無いこと/呼吸器症状が改善傾向であること/血液検査、画像所見等の検査所見が改善傾向であること」の項目を検討し、主治医と保健所が総合的に判断するとしています。また、退院後1週間は可能な限り自宅内に居ることとし、他者との接触は最低限に控えるよう記載しています。

 

 国立感染症研究所はこのほど、「新型コロナウイルスの患者の退院及び退院後の経過観察に関する方針(案)」を公表した。医学的見地から退院が可能であると考えられる新型コロナウイルスの回復期患者に関して、退院の判断を下すのに先立ち、「24時間発熱(37.5℃)が無いこと」などの項目を検討し、「総合的に判断する」としている。【新井哉】

 

 方針案では、回復期患者の退院判断に先立つ検討事項について、発熱に加え、「呼吸器症状が改善傾向であること」「血液検査、画像所見等の検査所見が改善傾向であること」を挙げている。

 

 回復期患者の退院後経過観察も取り上げている。具体的には、退院後の回復期患者について「1日に2回(朝夕)体温を測り記録するよう協力を求める」と記載。37.5℃以上の発熱や呼吸器症状などの出現が見られた際には、「居住地の管轄保健所へ速やかに報告をするように指導する」としている。

 

 また、「退院後1週間は可能な限り自宅内に居ることとし、他者との接触は最低限に控えるよう協力を求める」と記載。経過観察のための受診については、退院後1週間後に行うことを勧めている。

 

 

出典:医療介護CBニュース

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