2021.07.09
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vol.3 薬剤師が新しい職場に入職して戸惑うこと・困ったことは?

5分で読めるポイント解説 薬剤師労働実態調査

転職活動を終え、モチベーションが高い新規入職者は、入職後、毎日が新たな挑戦の連続です。一日でも早く職場に慣れ、仕事を覚えようとする方も多いはず。その一方で、入職後にギャップを感じ、「転職しなければよかった」「新しい職場は何かが違う」といった後悔を抱く方も多いのが現状です。では、どんなことに戸惑いを感じ、悩むのでしょうか。
当記事では、薬剤師が「新しい職場に入職して戸惑ったこと・困ったこと」を「マイナビ薬剤師」のご登録者を対象にアンケートを実施し、その調査結果をまとめた「薬剤師白書2020年度版」のデータをもとに、詳しくご紹介します。
 
編集・構成/メディカルサポネット編集部

薬剤師の転職・就業動向

以下は「薬剤師白書2020年度版」における、退職・転職動向に関する調査結果です。

 

入職前の情報と入職後のギャップに戸惑うことが多い

 

 

新しい職場に入職して戸惑ったこと・困ったことを尋ねたところ、「特にない」が28.1%と最も多く、次いで「勤務時間、休日休暇が考えていたものと違った」22.8%、「職場の上長やメンバーとなじめない」17.7%、「前職との仕事の進め方ややり方の違い」16.7%、「離職する人が多い」16.5%、「職場ならではの慣習や規範になじめない」15.8%、「仕事内容やミッションが考えていたものと違った」14.6%、「給与・福利厚生が考えていたものと違った」と「自身の経験・スキル不足」12.7%が上位に挙げられています。

戸惑ったことや困ったこととしては、労働条件、職場環境、仕事内容、人間関係など多岐にわたっています。なかでも想定と異なっていることに戸惑う様子が複数見受けられます。入職前に正確な情報を提供、実情を開示するとともに、求職者の受け止めや理解を確認し、入職前後のギャップを生じないように配慮することが必要といえます。

 

では、年代別に見た時にどんな変化があるのでしょうか。

 

<年代別>入職後に困ったこと・戸惑ったこと

 

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