2022.01.20
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【2021年度版/リハビリ職の事業者・採用担当者向け】
中途採用者へ提示した年収は、適正ですか?

~平均年収と転職動向について~

【2021年度版/リハビリ職の事業者・採用担当者向け】中途採用者へ提示した年収は、適正ですか?

 

中途入社者の採用を決めた企業の経営者や人事担当者は、「年収額が適正なのか」に悩むシーンがあるかと思います。自社の経営状態や給与テーブルを踏まえた上で、中途採用者の前職での年収額と希望額を考慮し、決定しているケースが多いのではないでしょうか。当ページではコメディカル職(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士・診療放射線技師・臨床検査技師・栄養士)の平均年収相場額をもとに、職員が長く活躍するための施策についてご紹介いたします。

 

コメディカル職の平均年収額

2019年の「国民生活基礎調査」によると、日本国民の年間所得額は437万円(中央値)とされています。対して、「賃金構造基本統計調査」によると、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士の平均年収額は男性が427万100円/女性が388万2,900円診療放射線技師の平均年収額は男性が542万3,300円/女性が422万7,400円臨床検査技師の平均年収額は男性が506万6,700円/女性が443万2,100円栄養士の平均年収額は男性396万9,800円/女性が357万8,700円がという結果が出ています。経験年数やエリアによっても年収には違いが出ると考えられますが、1つの基準としてご参考ください。

 

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士の平均年収額

 

厚生労働省 賃金構造基本統計調査 / 令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号16)よりをもとに編集部にて表を作成

 ※出典:厚生労働省 賃金構造基本統計調査 / 令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号16)よりをもとに編集部にて表を作成

※平均年収額は、所定内給与額×12カ月+年間賞与その他特別給与額の合計から算出

 

診療放射線技師の平均年収額

厚生労働省 賃金構造基本統計調査 / 令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号16)よりをもとに編集部にて表を作成

 ※出典:厚生労働省 賃金構造基本統計調査 / 令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号16)よりをもとに編集部にて表を作成

※平均年収額は、所定内給与額×12カ月+年間賞与その他特別給与額の合計から算出

 

臨床検査技師の平均年収額

厚生労働省 賃金構造基本統計調査 / 令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号16)よりをもとに編集部にて表を作成

 ※出典:厚生労働省 賃金構造基本統計調査 / 令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号16)よりをもとに編集部にて表を作成

※平均年収額は、所定内給与額×12カ月+年間賞与その他特別給与額の合計から算出

 

栄養士の平均年収額

厚生労働省 賃金構造基本統計調査 / 令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号16)よりをもとに編集部にて表を作成

 ※出典:厚生労働省 賃金構造基本統計調査 / 令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種(表番号16)よりをもとに編集部にて表を作成

※平均年収額は、所定内給与額×12カ月+年間賞与その他特別給与額の合計から算出

 

 

次に『マイナビコメディカル』にご登録いただいた方を対象に、希望する年収についてアンケートを実施しました。どの程度の年収額を求めているのか、年齢別に見ていきましょう。

 

コメディカル職が転職時に求める年収

  

コメディカル職 希望年収

※理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士・診療放射線技師・臨床検査技師・栄養士等の職種を問わない

 

年代や性別に差があるものの、男女ともに20~24歳は300~349万円、25~54歳は350~449万円の希望者が多いことがわかります。男性の50~59歳は450~549万円、女性の50~69歳は150~349万円の希望額を選択する方が増えていることから、「これまでのキャリアを活かし年収UPを目的に転職したい」、「家庭やプライベートと両立しながら働きたい」「年齢を重ねても仕事をしたい」という志向性を持っていることが予想されます。リハビリ職の現場では、管理職をどのように育成するか、また時短勤務者や高年齢の労働者をいかに登用し活用していくかが問われています。

 

 

転職動向について

次に『マイナビコメディカル』にご登録いただいた方を対象とした、転職活動についての意識調査の結果をご紹介します。回答者の属性は以下の通りです。

マイナビコメディカル 転職動向

 

回答者の年齢層は「25~29歳」(22.6%)で最も多く、次いで「30~34歳」が16%、「20~24歳」(15.7%)が続きます。リハビリ職の方々は、どんな理由で退職・転職を検討するのでしょうか。次のトピックスで解説します。

 

 

退職理由について

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