現役病院事務長が語る メンタルを落ちないようにするために

    

編集部より

病院の事務長、藤井将志さんが、実務者の視点から病院経営について時に辛口解説する今シリーズ。

今回は「病院経営層のメンタル管理術」についてご紹介いたします。

 

セミナーや執筆などで情報発信の機会が多いため、「メンタルが強い」と言われることも多い藤井さん。しかし、実際のところはそうではなく、ここ3〜4年の間は毎年のようにメンタルが限界に達していたそうです。

はたして、藤井さんはどのようにしてその苦境を乗り越えたのでしょうか。

心身の健康管理は、経営人材の重要な役割のひとつです。ぜひこの記事を参考にしてみてください。

 

 

執筆/藤井将志(特定医療法人谷田会 谷田病院 事務部長 藤井将志)

編集/メディカルサポネット編集部

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1. 経営層のメンタルマネジメントの重要性

経営層のメンタルマネジメントの重要性 

セミナーや執筆などで発信する機会をたくさん頂いているせいか、「メンタル維持するの大変じゃないですか?」と聞かれることが多々あります。

経営層がメンタルで落ちてしまうと、意思決定で滞ったり、判断が誤ってしまうので、組織に与える影響は大きいです。

常々、心も含めた体調管理は経営人材の仕事の一つだと言ってきました。

そんなこともあり、メンタル強いですね、とも言われますが、実はそんなことないというのが本音です。

 

確かに、毎週のように締切に追われ、日々トラブルが発生して対処する、ルーチン業務をこなしながら、新しい動きもしていくといった対応はそこそここなすことができます。なのでストレス耐性はあると思っていました。

しかし、この3〜4年くらいは毎年のようにメンタルギリギリな状態だったなって時期があります。

渦中にいる時は気付きませんが、今から振り返るとそうだったんだろうなと。

幸いにもなんとか乗り越えて、治療にまでは至らずに済んでいます。

 

2. 任せる!が突破口に

任せる!が突破口に

 

明らかにヤバかったなって思えるのが3回あります。

1回目の時はメンバーのひとりが病気になってしまい、穴埋めに入ったのですが、仕事が回らなくなり、そのプレッシャーからです。

ちなみに、ワーカホリックのように思われることがありますが、土日は休んで子供と遊ぶ、定時に仕事を終えて会食がない時は帰宅してます。

夜に用事があるのは食事会とオンラインミーティング合わせて週半分程度です。

なので、毎日深夜までとか、土日も返上して、といった仕事のやり方はしてないのですが、それでも増えた業務量に“追われてる感”が抜けなかったです。

 

この1回目の時の解決の糸口は、他のメンバーに任せる、を進めていったことです。

比較的仕事を任せるタイプの人間ですが、それでも自分がやらなきゃと思って引き受けてる仕事が多々ありました。

私が抱えることで進まなくなり、それがプレッシャーになるという悪循環だったので、任せることをより一層進めました。

お察しの通り、自分でやらず他のメンバーに任せても問題は起きません。

自ずと、仕事も回り出しました。

 

3. ICTのツールを活用する

ICTのツールを活用する 

そこから一年くらい経って、2回目です。これもメンバーの突然の欠員がきっかけです。

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