2021.12.16
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病院事務長に求められる仕事の役割、経営者や事務職との関係性とは

【セミナーレポート】
講演「病院の常識イコール世間の非常識」~企業立病院で初めて経営再建を体験して~

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編集部より

「病院経営の事例を模索している」「どのように病院経営の舵取りをすれば良いのかわからない」「事務長の育成方法を模索している」という病院・クリニックの事業者、事務長は多いのではないでしょうか。昨今、病院経営の一翼を担うべき事務長への役割期待はますます強まり、病院組織を健全な状態で推進していくためには、戦略や財務、制度といったハード面に加えて、管理職のリーダーシップや経営参画意識、部門間の協働など、ソフト面を育む取り組むことが必要です。事務長として求められることや役割は何か、経営者や事務職との関係性はどうしたら良いのかなど、2021年11月に開催した病院・クリニック事業者・事務長向けのオンラインセミナーをもとに解説いたします。
 
講師/日本病院経営支援機構 理事長 豊岡 宏氏
セミナーテーマ/「病院の常識イコール世間の非常識」~企業立病院で初めて経営再建を体験して~
編集・構成/メディカルサポネット編集部

 

「病院の常識イコール世間の非常識」の世界とは

豊岡氏は鉄網会社傘下の企業立病院へ派遣され、経営再建業務に従事しておりました。病院世界を知らない中で着任し、まず感じたことは「企業人と医療人の違い」でした。病院で就業する方は国家資格保持者、院内は職種横断的(縦割り)で専門的な知見を持った方が多く、医師→看護師→技師→事務と、力加減が弱くなるという立場の違いについて、驚いたそうです。そして、さらに踏み込んで見ると、以下のような実態が露になりました。

 

医師 事務 経営 管理 コスト 経営者 部長 

 

では、豊岡氏はこのような状況下で最初の1年間、病院再建をするために何を着手したのでしょうか。具体的にお伝えします。

 

 

病院経営を再建するために準備したこと

 

 

 

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