2021.12.01
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史上まれに見る激戦をくぐり抜けた薬局経営のアイデアとは?

「第5回みんなで選ぶ薬局アワードONLINE」開催レポート

第5回薬局アワード 薬局 経営 調剤 地域 行政

 

 

編集部より

2021年10月24日(日)、全国の薬局の創意工夫あふれる取り組みをアピールしてもらい、その中から最優秀賞を決定する「第5回みんなで選ぶ薬局アワードONLINE」(主催:一般社団法人薬局支援協会)が開催されました。当日の様子や、予選を通過した6薬局の発表内容、そして激戦を勝ち抜いての受賞結果をご紹介します。

 

取材・文/中澤 仁美・朝倉奈津子(ナレッジリング)

編集/メディカルサポネット編集部

 

オンライン開催ながら生ライブ配信は大盛況!

「薬局は薬をもらうだけの場所で、どこも同じようなもの」といった誤解を払拭すべく本イベントを開催したという、薬局支援協会代表理事の竹中孝行さん。開会のあいさつとして「各薬局の素晴らしい取り組みを知り、もっと活用してほしい」と期待を語りました。

 

 

第5回みんなで選ぶ薬局アワード 竹中孝之 薬局 薬剤師 経営者

  

 

本イベントは、昨年同様、新型コロナウイルス感染症に配慮してオンライン開催となりました。それでも多数の観覧者が集まり、イベントの合間に行われた「みんなDEトークタイム!!」では、チャット機能Twitter(#薬局アワード)でリアクションや質問などが飛び交い、まるでリアルの会場にいるかのような臨場感でした。

 

 

第5回みんなで選ぶ薬局アワード チャット オンライン 薬局 薬剤師 経営者

 

 

予選を通過して本選進出をかなえたのは6薬局。まずは各薬局の代表者が取り組みの詳細をプレゼンテーションし、それを受けての一般参加者からの投票と特別審査員による選考で、最優秀賞、特別審査員賞、オーディエンス賞が決定される流れです。司会を務めたのは、薬局支援協会の松村歩美さんと新井田純坪さん。また、特別審査員を務めたのは以下の方々でした。

 

・岸田徹さん(NPO法人がんノート・代表理事)

・鈴木信行さん(患医ねっと・代表)

・狹間研至さん(一般社団法人日本在宅薬学会・理事長)

・みおしんさん(麻酔科専門医兼メディアアーティスト)

・白戸良磨さん(全国薬学生アワード2021最優秀賞受賞者)

・平井みどりさん(兵庫県赤十字血液センター・所長)

 

 

地域の生活がより良くなる!薬局の絶妙なアイデアの数々

気になる6薬局それぞれの取り組みについて、薬局経営に関連する内容を中心にご紹介します(掲載は発表順)。

 

金太郎薬局(京都府京都市):川野義光さん

「薬局×弁当屋!?あなたの口に入るもの、全て責任持ちます」

第5回薬局アワード 金太郎薬局 川野義光 弁当屋

 

 

在宅医療に力を入れ、居宅で薬剤提供や服薬指導・管理を行っている金太郎薬局。ある在宅患者さんの食生活が乱れていることに気付き、「健康は、栄養のあるものを食べてこそ。人の口から入るものは、食事と薬しかない!」と痛感。管理栄養士が監修する弁当屋をオープンさせ、薬局&弁当屋という異色の経営に乗り出し

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