2021.10.29
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【コメディカル職】母集団形成のポイント、年間スケジュールの立て方、昨今のクライアントニーズ…包括的にお伝えします!

Vol.2 リクルーティングアドバイザー(病院・施設等の担当)

【コメディカル職】母集団形成のポイント、年間スケジュールの立て方、昨今のクライアントニーズ…包括的にお伝えします! 

  

 

1.母集団形成のポイント~採用活動が上手くいっている事業者はこうしている!~

私たちは紹介会社を使ってくださる事業者・人事担当者様へ、定期的に採用課題や事業者様が求める人物像等についてお話しを伺うためにお電話や商談時にコミュニケーションを取るようにしております。そして、そこで伺った情報をキャリアアドバイザー(求職者とやり取りをすることがメイン)へ情報を共有し、一人でも多くの求職者に病院・施設等の魅力を伝えるようにしております。また、実際に病院・施設の事業者・人事担当者様をマイナビのオフィスへお迎えし、キャリアアドバイザーに勉強会という形でPRする場を設けるようにしております。これを行うことによって、病院・施設の求人情報や魅力をマイナビ側で広く認知できるとなり、母集団形成を行いやすくなります。母集団形成が上手くいっている病院・施設の人事担当者様は、人材紹介会社と常にコミュニケーションを取り、良いことも悪いことも共有し二人三脚しているイメージがあります。また、人材紹介サービスだけでなく、広告媒体や自社HPを使っての採用活動も積極的に行っております。 

 

 

2.年間の採用スケジュールはどんな風に立てれば良い?

コメディカル職の求職者は、すぐに入職できる方が少なく、ご入職する時期として圧倒的に多いのは4月という傾向があります。例えば、事業者・人事担当者様に「2022年の4月に入職してほしい」というオーダーをいただいた場合、計画的に先を見据えた採用活動を行っていくことをお話した上で、早い段階で入職を決定させるよう、私達は動くようにしております。人が辞めたから人材を募集する」という一過性の採用活動手法を取るのではなく、ある程度の人員がマイナスになる可能性を見込んで、早い段階で採用活動を行っていく動きが重要となります。

 

 

3.採用コストってどのくらいかかるもの?

お電話での問い合わせや商談時にご相談されることが多いのですが、人材紹介サービスにおいては求人広告費用等は発生せず、採用された方のキャリアや現在の年収等により金額は算出されるため、固定ではないということを事前にお話します。人材紹介会社は求職者に対して求人を紹介するだけでなく、キャリア相談や選考対策など入社に至るまでの就職活動全般をサポートしていることや、採用に関わる業務を人材紹介会社が代行してくれるため、事業者・人事担当者様の採用工数を抑えることができるというメリットがあるということも併せてお伝えしております。

 

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4.現在の採用市場感について教えて下さい

マイナビコメディカルには幅広い年齢層の方がご登録いただいているのですが、中でも多い年齢層は20~30代。3年目前後で転職を考える方が多い傾向にあります。近年、国の施策としても「患者様の最期をご自宅で」という形で動かれているので、そこに対する需要として、回復期病院や在宅事業を行っている事業者・人事担当者様より人材募集のお声掛けをいただくことが多いです。求職者も新卒で入職するのは教育がしっかりしている、色んな疾患が見れる、学べるという点で急性期病院等で就業される方が多いのですが、「これまで経験したことを活かして新しいことにチャレンジしたい」とご希望をお持ちの求職者が多いため、回復期病院や在宅事業を行っている企業様をご紹介する機会が増えてきております。 

 

 

5.印象に残っているクライアント事例を教えて下さい

「年齢は▲歳、性別は▲性、こういう経験をした方で、今後こういうことをやっていきたいと考えている方が欲しい…」と、求める人材に対してご希望を複数お持ちの事業者・人事担当者様がいらっしゃいます。しかし、今の採用市場感だとすべての条件が叶う人材を見つけることは難しい状況なので、データを用いながら「こういう登録状況なので、数はかなり少ないです」と正直にお伝えし、年齢とご経験されたことに軸を置き、人物面でのご提案をしました。その上で、「一度面接を行っていただき、ご判断いただくのはどうか?」とお伝えしました。その後、良い形でお話がまとまり入職まで至り、現在も活躍されている方がおります。色んな条件を持った上で採用活動されている事業者・人事担当者様が多いと思いますが、最低ラインの軸だけブラさず、面接や見学で求職者と直接お会いし、コミュニケーションを取るということをオススメしております。そうすることで、入職後のミスマッチがお互いに無くなるため、求職者が早期退職を検討するというリスクを軽減することに繋がります。

 

 

まとめ

母集団形成が上手くいっている病院・施設の人事担当者様は人材紹介以外に広告媒体や自社HPを使っての採用活動を積極的に行っている

人が辞めたから人材を募集する、という一過性の採用活動手法を取るのではなく、計画的に先を見据えた採用活動を行っていくことをオススメしている

マイナビコメディカルへご登録いただく方の中で多い年齢層が20~30代。3年目前後で転職を考える方が多い。また、すぐに入職できる求職者が少なく、ご入職する時期として圧倒的に多いのは4月という傾向がある

近年、国の施策としても「患者様の最期をご自宅で」という形で動いているので、そこに対する需要として回復期病院や在宅事業を行っている事業者・人事担当者様より人材募集のお声掛けをいただくことが多い

新卒で入職するのは教育がしっかりしている、色んな疾患が見れる、学べるという点で急性期病院等が多い。転職を検討する際は、「これまで経験したことを活かして新しいことにチャレンジしたい」とご希望をお持ちの方が多く、回回復期病院や在宅事業を行っている企業様をご紹介することが増えている

採用コストは人材紹介サービスにおいては求人広告費用等は発生せず、採用された方のキャリアや現在の年収等により金額は算出されるため、固定ではない

色んな条件を持った上で採用活動をされている事業者・人事担当者様が多いが、最低ラインの軸だけブラさず、まずは面接や見学で求職者と直接お会いしコミュニケーションを取るということをオススメしている

 

  

 

 

 

 

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