2019.04.05
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週刊まとめ1分ニュース ー1分で読む今週のトピックスー
【4月1日~5日】

今週のトピックスが1分でわかる「週刊まとめ1分ニュース」。約10秒で読める要約を付けた記事6本をお届けします。

           

    1.4月1日から風疹対策が本格化 (4月2日

    厚生労働省は4月1日から行われる主な制度変更について周知した。医療分野では、風疹の追加的対策が本格実施され、抗体保有率が他世代に比べて低い1962年4月2日~79年4月1日生まれの男性を3年間、抗体検査と予防接種の対象とする。19年度は72年4月2日~79年4月1日生まれの男性に受診券を送る。介護分野では、改正出入国管理及び難民認定法に基づき、在留資格「特定技能」に関する申請受付が出入国在留管理庁で始まる。医療保険分野では、国民健康保険の保険料(税)の賦課(課税)限度額が年93万円から年96万円と3万円引上げられる。

    2.風疹患者、海外感染の「輸入症例」が倍増(4月3日)

    国立感染症研究所が公表した動向調査の集計で、海外で感染し帰国後に風疹と診断された「輸入症例」が増えていることが分かった。2018年の「輸入症例」は前年と比べて2倍近くなっている。「輸入症例」だけでなく、訪日外国人の影響についても検証が求められそうだ。推定感染地の患者報告数は、韓国とフィリピンが最多で、8割超がアジアだった。18年の「輸入症例」を含めた国内の風疹患者報告数は2917人で、前年比30倍超。19年は18年を上回るペースで患者数が増えている。

    3.介護報酬請求5月は13日が提出期限 (4月3日)

    厚生労働省は3月29日、都道府県などに対し、ゴールデンウイークの10連休に伴う介護報酬の請求について事務連絡を出した。4月に提供したサービスに係る請求の期限は、5月13日としている。各国保連への介護報酬の請求明細書の提出締め切りは通常10日までだが、5月は13日までとし、遅れた場合は翌月以降の提出を求めている。

    4.国交省 下水道で紙オムツ集約処理へ実証実験推進(4月2日)

    国土交通省は3月29日、「下水道への紙オムツ受入に関するガイドライン案」を公表した。要介護者の増加に伴い使用量が増える紙オムツを、下水道を活用して廃棄処理することで現場の負担軽減につなげる。紙オムツとし尿を分離し、し尿のみを下水道に廃棄する方式は実証実験を進めており、早ければ2020年度中に実用化を目指す。国交省の試算では、紙オムツの年間使用量は現在の121億枚から40年には142億枚に増える見通し。介護現場では廃棄や保管時の臭気が負担になっている。

    5.外国人診療、通訳料などの経費は請求可能(4月2日)

    厚生労働省は3月28日、外国人診療について社会医療法人なども通訳料など必要な経費を請求できることの周知を求めて都道府県宛てに通知を発出した。一般の医療法人でも、請求可能。社会医療法人などは税制優遇措置を受けるため、自費患者に対し保険診療と同一基準で計算し請求することが認定・承認の要件となっている。保険診療であっても、診断書等の翻訳料、通訳料、空港までの患者搬送などのサービスの実費も請求が可能。

     

    メディカルサポネット編集部

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