2018.08.30
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【薬局経営者必見】薬局に強い税理士が教える税務対策

薬局に強い税理士が教える税務対策

調剤薬局の顧問を務める税理士の松本直樹さんに、薬局経営における税務対策をわかりやすく解説していただきます。税務対策に苦手・課題意識を持っている薬局経営者の方もすぐに実践できる、実用的な視点を交えたコラムを全15回の連載でお届けします。ぜひご活用ください!

 

第1回 「仕入薬品の消費税はなぜ還付されないのか?」

調剤薬局は、卸からの請求書に消費税が含まれているのに、患者さんから消費税をいただいていません。経営者は不満に思いながらも、理由はわからないのではないでしょうか?消費税の仕組みを簡単に説明しながら、経営者の消費税への対応を伝えます。

 

第2回 「法人経営と個人事業経営 それぞれのメリット・デメリット 
調剤薬局の多くは、法人形態と考えられますが、結局のところ、法人形態と個人事業形態ではどちらが有利なのか、具体的に検証します。

第3回 「調剤薬局の在庫管理はどうすれば良いのか?」

在庫管理は、調剤薬局の悩ましい業務です。店舗現場は品揃えを充実させたいのですが、仕入を多くすれば、資金を圧迫しますし、廃棄も出ます。どこに注意しながら在庫管理を進めれば良いのかを簡単に解説します。

 

第4回 「社長と家族の給料はどう決めればよいのか?」 
給料の設定には明確な前提設定が必要です。ライフプランと経営計画考慮することで、しっかりした資金管理を行いましょう。
 

第5回 「お金が残る財務戦略を教えます!」 

「資産」と「負債」のバランスのとり方で、会社に残る金額が変わってきます。 お金が残る財務戦略や事業継続のために必要なことをレクチャーします。

 

第6回 「交際費?福利厚生費?出張旅費?~通りやすい経費計上のコツ~」

「法人組織と個人事業における経費の扱いの違い」や「販売管理費の取り扱い」を踏まえた上での「経費計上のコツ」についてレクチャーを紹介します。

  

第7回 「知っていると安心!税務調査の上手な受け方(1)」

「お金が残る財務戦略」がテーマです。決裁書から事業内容が具体的にわかるよう、総勘定元帳を検証し、問題になりそうな取引については税理士と事前に打ち合わせましょう。

 

第8回 「知っていると安心!税務調査の上手な受け方(2)」

調査対応については、敵対的な態度も良くないですが、卑屈になる必要もありません。また、当日に準備すべき書類ですが、調査通知の際に指示されたものだけで構いません。調査官に気を遣って、「すぐ提示できるよう」大量の資料を準備する必要はまったくありません。当日に指示があれば都度、提示すれば良いです。 

 

第9回 「知っていると安心!税務調査の上手な受け方(3)」
 実際の対応は税理士事務所の担当者が行うことが多いのですが、対応の方向性は経営者が指示すべきです。大事なことは、「感情的にならないこと」、「長期化しても慌てないこと」、「否認指摘にはしっかり法的根拠を確認すること」です。
 

第10回 「給料増額や設備投資で税金が安くなる?税額控除を紹介します!」
税額控除制度は適用要件が難しく、しかも事前準備が必要なものがあります。今回は、スタンダードな2つの税額控除制度を紹介しながら、確実に適用を受けるためのポイントを説明。給料増額や設備投資があった場合に適用できる税額控除制度を紹介します。

 

第11回 「今話題の新事業承継税制とは?」

日本では、経営者の高齢化が進行しており、運良く「跡継ぎ」がいるとしても、自社株式の高い相続税負担がスムーズな事業承継を妨げているとの指摘から生まれたのが「事業承継税制」です。今回は、2018年4月から適用が始まった「新事業承継税制」(特例措置)のポイントを解説します。

 

第12回「資金調達のコツ」

本来、経営者は事業が好きなはずですが、銀行残高を気にしながらの経営は気力も落ち込みますし、新規投資の決断も鈍ってしまいます。今回は、苦手な方が多い「資金調達」について、調達先の基本を紹介するとともに、意外と実行されていない資金調達のコツもお伝えします。

 

第13回「意外と大変?消費税軽減税率のしくみ」

2019年10月1日から、消費税が日本で初めて複数税率制になります。今回は、この「軽減税率」を理解していただくことを狙いとしています。軽減税率の8%は従来税率の8%とは異なります。従来税率の8%は、国税6.3%+地方税1.7%でしたが、軽減税率8%は、国税6.24%+地方税1.76%なので、経理処理をしっかり別々にしなければいけません。

 

第14回「消費税のインボイス制度導入は日本の商慣習を変える?」

2019年10月1日から消費税軽減税率が導入され、日本初の複数税率制になります。「インボイス制度」(適格請求書等保存方式)です。導入は、2023年10月1日からであり、まだ先とも思えますが、その影響は日本の商慣習を大きく変えるものです。

 

第15回(最終回)「調剤薬局のM&Aについての基礎知識を知る」

調剤薬局の経営者であれば、金融機関やコンサルティング会社から、いわゆるM&A(Mergers and Acquisitions:合併と買収)の案内をもらった経験があると思います。実際にM&A市場で「調剤薬局」案件の成約は多かったものの、現時点では、買収熱はやや落ち着いたようです。シリーズ最終回は、「M&A」についてぜひ知っておいて欲しい知識を紹介します。

 

     

プロフィール

松本 直樹(まつもと なおき)


1960年 石川県金沢市生まれ。太平洋証券(現三菱UFJモルガンスタンレー証券)にて、債券トレーダー・デリバティブ業務に従事。同社退職後、税理士事務所へ転職。1999年に松本直樹税理士事務所として独立開業。士業・専門家各々の特技を活かした「合同会社みんなで顧問」を2016年に設立、同社の代表社員も兼任している。

 

メディカルサポネット編集部

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