2020.02.17
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産科・小児科医不足で「県外の即戦力招聘を強化」
岩手県が医師確保計画の素案公表、産後うつ対応も

メディカルサポネット 編集部からのコメント

岩手県が「岩手県医師確保計画」の素案を公表しました。特に産科・小児科医が不足しており「県外で従事している即戦力招聘を強化する」としています。素案では産後うつや精神疾患を合併した妊産婦に対応できるよう、総合周産期母子医療センターにおける診療科間の連携や医療機関間の連携を進める方針も示しています。

 

 岩手県はこのほど、「岩手県医師確保計画」の素案を公表した。特に産科・小児科の医師不足が深刻な状況であることに触れ、「県外で従事している即戦力医師の招聘の取組を強化する」としている。【新井哉】

 

岩手県が公表した医師確保計画の素案

岩手県が公表した医師確保計画の素案

 

 素案によると、即戦力の確保に加え、産科などを選択した地域枠医師を対象に、総合周産期母子医療センターでの勤務を義務履行として求める新たな特例措置を設ける。また、産科医の処遇を改善し、その確保を図るため、分娩手当などを支給する病院に対して支援を実施する。

 

 県内の分娩取扱施設が減少傾向にあることにも触れ、限られた周産期医療資源を効率的に活用するため、「ICT等の活用によりリスクに応じた機能分担と医療連携を推進する」と明記。産後うつや精神疾患を合併した妊産婦に対応できるよう、総合周産期母子医療センターにおける診療科間の連携や医療機関間の連携を進める。

 

 

出典:医療介護CBニュース

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