2019.08.21
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インフルエンザワクチンなど16件の疾病・障害認定
厚生労働省が審議結果を公表

メディカルサポネット 編集部からのコメント

19日に第133回疾病・障害認定審査会 (感染症・予防接種審査分科会)が開催され、審議結果を公表しました。ワクチンを接種した25件中、BCGの7件、PPSV(肺炎球菌)の5件、インフルエンザ、日本脳炎、ポリオ、インフルエンザ・PPSVの各1件、合計16件で予防接種と疾病との因果関係が認定されました。

   

 厚生労働省は19日、疾病・障害認定審査会感染症・予防接種審査分科会の審議結果を公表した。BCGやインフルエンザなどのワクチンを接種した25件について審議した分科会は、16件で予防接種と疾病との因果関係が否定できないとした。【新井哉】

  

厚生労働省が公表した疾病・障害認定審査会感染症・予防接種審査分科会の審議結果

   

 審査会は、BCGの7件、PPSV(肺炎球菌)の5件、インフルエンザ、日本脳炎、ポリオ、インフルエンザ・PPSVのそれぞれ1件について、疾病・障害を認定した。

  

 疾病・障害については、BCGは右尺骨BCG骨髄炎、左後頸部リンパ節炎、左上腕瘢痕ケロイド、播種性BCG感染症、左腋窩リンパ節炎、左頸部リンパ節炎、左鼠径部リンパ炎、PPSVはアレルギー、左上腕蜂巣炎、間質性肺炎、急性散材性脳脊髄炎(ADEM)、抗MOG抗体陽性急性散剤性脳脊髄炎、インフルエンザはギラン・バレー症候群、ADEM、日本脳炎は血小板減少性紫斑病、ポリオはけいれん重積発作を挙げている。今回認定された16件については、医療費・医療手当、死亡一時金・葬祭料などが給付される予定。

 

 

出典:医療介護CBニュース

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