2019.05.10
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週刊まとめ1分ニュース ー1分で読む今週のトピックスー
【5月6日~10日】

今週のトピックスが1分でわかる「週刊まとめ1分ニュース」。約10秒で読める要約を付けた記事3本をお届けします。(いつもは6本お届けしていますが、GW明けの今週は配信数が少なかったため3本にしました)

           

    1.医療関係者の風疹患者報告が増加、看護師が最多 (5月10日)

    風疹の流行拡大に伴い、医療関係者の患者報告が増えている。国立感染症研究所が7日に発表した「風疹流行に関する緊急情報」(4月24日現在)などによると、医療関係者の患者報告数は1カ月前の約1.7倍。医療関係者の患者報告は15人で、看護師の5人が最多。他に、薬局勤務、医師、検査技師、看護助手、リハビリ職員、医療事務、歯科医院事務、医療従事者が報告された。4月21日までに風疹と診断された2019年の患者報告数は1331人。

    2.AIによる診断支援システム、今夏にも公開―日本内科学会(5月8日)

    自治医大の永井良三学長は4月26日、第116回日本内科学会総会で緊急講演「日本内科学会地方会症例報告を用いたAIによる診断支援システムの開発」を行い、鑑別疾患リストを提示するシステムを開発したと発表した。今夏にも同学会ホームページで簡易版を公開予定で、学会員は無料で利用できる。年内の製品化も目指す。同学会は2009年に「高速類似症例検索システム」を開発。02年より同学会地方会で報告された5万5000症例が登録されている。今回の開発に関わった同学会、自治医大、東大は特許を取得した。

    3.ケアマネ協会、「価格競争」促す財務省案に反対(5月8日)

    日本介護支援専門員協会の柴口里則会長は、財政制度等審議会(財政審)で財務省が提案した、複数の事業所によるサービスの紹介の介護支援専門員(ケアマネジャー)への義務化について反対意見を表明した。財務省案は「確実に価格競争が行われる仕組み」の構築を促すもので、「利用者による正当な事業者の評価を阻害する可能性が高い」などと反論した。財務省は介護保険サービスの価格が介護報酬の上限に張り付いている実態を問題視。ケアマネジャーの活用でより良いサービスがより安価に提供される仕組み構築の狙いがある。

     

    メディカルサポネット編集部

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