2021.06.09
3

利用者の介護職へのハラスメント、どう対応? 厚労省が事例集を公表

メディカルサポネット 編集部からのコメント

厚生労働省は8日、介護サービスを担う職員に対する利用者・家族によるハラスメントについて、実際にどんなハラスメントが生じたのか、それが起きるまでの経緯はどうだったのか、具体的にどういう対応がとられたのか、などをまとめた事例集を公表しました。

 

 《 介護保険最新情報Vol.988 》

 

介護サービスを担う職員に対する利用者・家族によるハラスメントについて、厚生労働省は8日に新たな事例集を公表した。【Joint編集部】

 

実際にどんなハラスメントが生じたのか、それが起きるまでの経緯はどうだったのか、具体的にどういう対応がとられたのか − 。そうしたことを詳しくまとめた内容だ。

 

厚労省は現場の関係者に対し、ハラスメントの未然防止や対策の実施に役立てて欲しいと要請。介護保険最新情報のVol.988で広く周知した。

 

介護保険最新情報Vol.988

 

介護現場にとってハラスメントは古くて新しい課題だ。職員に我慢を求めるケースも依然として少なくない一方で、認知症などでやむを得ないケースを除き、悪質な利用者・家族には然るべき対応を取ろうという空気が前より強まった。

 

厚労省もハラスメントを放置しない姿勢を明確に打ち出している。今年度の介護報酬改定では運営基準を厳格化。全サービスの事業者に対策の強化を促した経緯がある。

 

今回の事例集には全14ケースを掲載。ケースごとに「学びのポイント」を整理するなど、実用的で分かりやすい構成に仕上げている。

 

介護保険最新情報Vol.988では、既に公表済みの対策マニュアルや研修の手引きを改めて紹介。事例集と併せて参考にするよう呼びかけた。また、事業所の研修費などを補助する事業の活用も改めて要請した。

 

 

出典:JOINT

この記事を評価する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP