2018.05.01
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調剤薬局・ドラッグストアが心がけた成功ノウハウ

【薬剤師/マイナビ薬剤師調査】

【調剤薬局・ドラッグストアが心がけた成功ノウハウ】
「マイナビ薬剤師」と取引のある一部の調剤薬局・ドラッグストアでの、薬剤師採用における、成功事例、取り組みをまとめました。共有と声かけが採用成功、人材定着のカギとなります。

調剤薬局・ドラッグストアが心がけた成功ノウハウ

書類だけで判断せず、実際に求職者に会いましょう

忙しい業務の中で時間を調整して顔合わせの場を設けることは、お互いに大きな負担です。

しかし、直接会うことで、書類だけでは伝わらない応募者の魅力を知ることができます。

じっくり話をすることで、「聞いていた話と違う」というミスマッチも防ぐことができます。

紹介会社と定期的に募集状況を共有

就業しながら転職先の情報収集を行う時間はなかなか取れません。

そのため、転職希望者の多くが紹介会社に登録しています。

紹介会社は、求職者の経歴や希望と、紹介先の条件を見比べてお仕事を紹介します。

 

配属部署・拠点ごとの募集状況を2週間に1回ペースで共有することで、

紹介会社は最新の募集状況が把握できるようになり、

よりフィットした人材を紹介することが可能になります。

 

また、紹介会社の営業担当者との接触頻度を高めることで、

企業理解を深まり、情報発信の増加につながります。 

求人を出す際は細かい情報提供を

求職者は転職先に関する細かな情報を求めています。

求人票では伝えきれない細かい情報を紹介会社に提供することで、

他の受験先との差別化ができ、面接前から志望度を高めることができます。

マイナビ薬剤師では、薬局ごとに担当者が採用状況や職場体制の把握を行うよう努めています。

その際、求人票では見えづらい「職番の雰囲気」や店舗の年齢構成などもしっかりお伝えするようにしています。

選考の際も紹介会社と密に連絡を取りましょう

選考前に、働き方・待遇・環境などの転職理由、面接で話した方が良い内容などを

紹介会社と共有することで内定承諾率が上がります。

 

給与や入社時の条件など、なかなか面と向かって面接官には聞きづらい質問もあります。

キャリアアドバイザーにだから話せた「本音」を共有することで、

「思っていた職場と違った」という食い違いが起きない対策が立てられます。

職場見学での案内担当

面接時に職場見学を行う場合は、応募者の志向性や希望に合わせ、

同じ年代・境遇の社員が案内することで、具体的な仕事内容をイメージすることができます。

見学と合わせて、前職の薬歴の記載方法や機械の種類、薬の並び方などを聞きながら、

入社後のギャップを減らす取り組みで早期退職数が減った薬局もあります。

面接・見学は、現場スタッフとじっくり話せる時間に設定するのがおすすめです。

面談終了後は即日~3日以内が勝負

紹介会社からも応募者に対し、就業への意向を高めてもらうように促せるので、

面接終了後は所感を早急に紹介会社に伝えましょう。

 

転職希望者は併願されていることが多いため、応募者の意向が下がらないように、

合否結果、採用条件書・内定通知書の提示は、面接から即日~3日以内で行いましょう。

成約~入社までの内定者フォローが重要!

入社前は精神的にとてもデリケートな状態です。

ちょっとした疑問が入社前辞退の原因となったり、

さらには就業後のモチベーションにも影響し、早期退職の原因になったりすることも珍しいことではありません。

入社予定者が入社当日までに心配事や相談があった場合に

すぐに連絡や相談ができる担当者を決め、定期的にコンタクトを取ることをお勧めします。

 

入社意思確認後、 “ご挨拶の手紙”を送ることで、前年に比べて入社前辞退数が減少した事例もあります。

上司から期待されていることが伝わることで、就業先への安心と、仕事へのモチベーションが高まります。

入社予定者によっては連絡が少ないことに不安を抱く方もいます。

 

入社前に、現場職員や同期入社者と話す機会を設け、

入社後の仕事を身近に感じてもらう対策を講じることも有効な取り組みです。

教育担当者だけでなく、周囲の職員からも新入社員に対して声がけをするなど、

受け入れる側のスタッフも受け入れ準備を行うことで、職場に対する安心感を持ってもらえます。

入社後の対策

早期退職が少ない職場では、入社一週間後、一か月後、二か月後と、

新入社員の気持ちが変化しやすいタイミングで接点を持たれている傾向があります。

 

調剤薬局は小さなコミュニティーのため、悩みを抱えていても相談できないケースがあります。

そのため、人事担当者など現場以外の相談窓口を設けることで、

新人が言いづらいことも話せる環境を整える必要があります。

安心して働くことができる環境作りが長期就業へのカギとなります。

 

例えば、部活動や懇親会など、業務外のイベントを実施することで、

職員同士の交流の場がひろがり、仕事とプライベート両方の充実につながります。

 

 

まとめ

薬剤師が活躍できる場は多岐に渡りますが、お住まいの地域によって、選択幅に差があり、

おのずと転職者の希望や傾向も異なります。

 

「聞いていなかった」「イメージと違う」とならないよう、

具体的な環境や条件、職務内容の共有が転職成功の鍵です。

 

また、少人数&狭い空間での業務のため、

就業辞退や退職の際、メンタル面を理由にされる方が多いのも特徴的です。

 

より具体的で詳しい職務内容を提示するだけでなく、

職場見学の際は現職との違いを確認し、

就業後は定期的なフォローを行うことが求められています。

 

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マイナビ薬剤師では、企業・病院の特集ページを掲載しています。

マイナビ薬剤師(Webサイト・スマートフォンサイト)上に記事を掲載することで、

貴社・貴院の露出度を高め、閲覧者からの認知度・理解度の向上を図ることができます。

また、転職希望者に対して応募を促進し、かつ入社後のミスマッチの抑制につながります。

 

「職場カルテ」にご興味のある方は、以下よりお気軽にお問い合わせください。

メディカルサポネット編集部

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