弊社マイナビの転職支援サービスにおいて、転職活動を終えて入職を控えている方や入職直後の方から、「入職予定先から全く連絡がない」、「中途入職者は即戦力として採用されているとは理解していたが、あまりにも早く仕事を任せられて戸惑っている」といったご相談をいただくケースが多く発生しています。

こういった悩みを放置しておくと、「本当に自分は必要とされているのだろうか」、「この職場で長く勤務できるのか」といった感情から、入職の辞退や早期での退職につながりかねません。

「新卒採用者にはフォローが必須」と認識されている一方で、中途採用への入職前後フォローに対しては、課題を感じているものの十分な取り組みができていない管理者・人事担当者も多いのではないでしょうか。

 

今回はマイナビが独自に調査した、入職が決定した後に辞退した方・入職後に早期(3ヶ月以内)に退職した方のデータと実際の例からその原因を探り、入職前後の中途採用者に対して必要なフォローアップについて紹介します。

 

入職前フォローの目的は?

内定を出した入職予定者や実際に入職した中途採用者に対して、適切なフォローアップを実施すべき理由は何でしょうか?

 

フォローを行う重要な目的として、①入職の辞退を防ぐこと ②入職後の定着率を上げること の2点が挙げられます。

まずは入職辞退の防止についてご説明します。

 

 

入職の辞退防止 

時間をかけて採用した人材が結果的に入職に至らなかった場合、採用までのコストを無駄にするだけでなく、人員計画が崩れてしまうなど、事業の運営にまで影響が出る可能性も。内定から入職するまでに適切なフォローを実施することで確実に入職につなげる必要があります。

 

採用が決定してから入職日までに、どのような対応が必要なのかを明確にした上で、人事・採用担当者や配属予定先部署の責任者が入職予定者とコミュニケーションを取ることにより、入職するまでの不安を緩和させ、その人材のモチベーションを維持することが求められます。

 

入職を辞退する理由とは?

 

そもそも、内定を承諾したにも関わらず入職を取りやめてしまう背景には、何があるのでしょうか。

下記は「マイナビ介護職」の人材紹介サービスを介して転職した方のうち、内定承諾後に入職を辞退された理由を集計したグラフです。

 

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