2018.02.06
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Vol.03 看護師コミュニケーション術・マナー講座
~マスクをして会話をするときの注意点~

【コラム/ナースぷらす】

メディカルサポネット 編集部からのコメント

仕事上必要とされることも多いマスクですが、顔が隠れてしまい、声もくぐもってしまいますので、いつも以上に「伝えよう」という意識が求められます。相手に声を届けるため、相手に意思を伝えるためは、一工夫しましょう。

 

  

 

はっきりとした発声を意識する

マスクをすると、どうしても声がこもりがちになります。普段から声量が小さく、聞き返されたりしている方は特に、やや大きめの音量を意識し、はっきりとした発声をするよう心がけましょう。また、難聴がある患者さんの場合は、大きな声を出しても聞き取れない場合があります。その際は、耳元で話しかけるときだけマスクを外すなど、臨機応変に対応しましょう。

アイコンタクトに留意する

マスクをしていると表情が隠れ、笑顔で対応しても相手には伝わりづらくなります。口元ではなく、目元が笑顔になるよう意識し、相手の目をしっかりと見てアイコンタクトをとるように留意しましょう。また、表情が伝わりにくいぶん、身体を患者さんのほうにしっかりと向ける、身ぶり手ぶりを交えて話をするなどのボディーランゲージも、適宜取り入れてみてください。

 

マスクをした状態のままだと表情が読み取りにくいため、相手は不安や不信感を抱きやすくなります。非言語的コミュニケーションを活用し、できるだけ親近感を持たれるよう意識して接しましょう。

 

文:看護師/カウンセラー 坂口千絵

プロフィール

坂口 千絵(さかぐち ちえ)
看護師/カウンセラー/ライフコーチ/セミナー講師/WEBライター


看護師歴20年。新人教育のリーダーとして数多くの新人を育てた経験をもとに、カウンセリング、コーチングなど、さまざまな資格を活かして看護師さんの悩みに寄り添い、問題解決へと導く個人セッションを行っている。コーチング、カウンセリングの枠にとらわれない、「相手の思いを否定せず、ひとりでは考えつかない解決方法の提案」がクライアントから好評を博す。
HP:http://infinity-space.jimdo.com/
ブログ:http://ameblo.jp/counselor-chisa/

出典: ナースぷらす+

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